食に感動・旅に感動

東京はじめ関東だけではなく私が体験した各地の誰でも 気軽に行けるような旨い店や変わった料理、食材、街で 見つけた気になる物や心に残る旅などを紹介していきます。
 
2018/07/22 8:17:52|
台湾グルメ 1日目
九份

海外旅行は一人で行くことが多いが今回は長年の親友と
”台湾で美味いものを食べよう!”という事で5日間の短い旅です。




13時頃に松山国際空港に着いて少しだけ両替して、空港の観光局でITAIWAN(フリーWi-Fi)の設定をしてもらってからその足で九份に向かいます。
※九份へは直接の電車が無くバスで直接行くか電車との乗り合わせです。
時間がもったいないので今回はタクシーで直行です。




九份の両側に延々と並ぶ店の狭い路地を進んでいくのが大変楽しい。
途中で美味しそうな店に立ち寄り少し腹ごしらえ。

魚丸伯仔 




五十包


魚丸湯

九份の名物です。
台湾出身の芸能人の誰かもお勧めの店でした。
台湾にはこういうタイプの店が多いのでつい釣られて入ってしまう。
台湾をもろに感じさせてくれる味で旨かった。

目的は千と千尋の神隠しの舞台となった場所へ行くことだが途中にいろんな店があるのでつい立ち寄ってしまう。。
印鑑の店があった。

印鑑作成!







日本円で1000円〜3000円位で気に入ったものを選んですぐに作ってくれる。
縁起の良い吉祥を選びフルネームで実印にも使える印鑑を作ってもらった。
記念に残る大変良い買い物をした。
(店の名前は忘れたが九份の路地を入って少し行った右側)

店がたくさん並んでいるのでいろんな店で試食をしたり覗いていたら、試食をした中で珍しい薄皮が黒いピーナッツがあった。

台湾名物 黒ピーナッツ


これ、うまい!
ピーナッツの味が濃い!

実は落花生は台湾の名産とも言われるほどいろんな形で売られていたり料理店で提供されるほどポピュラー。
あとで紹介するが、市場で濃いニンニク味の珍しいピーナッツも発見。

千と千尋の神隠しの場面







さあこれから旨い物を食べに饒河街夜市へ直行です。



まず目に止まるのはこちらの店
福州世祖胡椒餅





延々と作り続けます。
こちらの胡椒餅は大変有名で美味しい。中には粗びきされた肉と小葱がぎっしり詰まっている。外はぱりぱり。中は肉肉しくて且つジューシー。
丸い窯で焼かれてアツアツをくれるのでやけどに注意です。
次から次へと売れていく。
台湾に来たら絶対に食べるべきグルメのひとつ。
後日、元祖胡椒餅も食べに行きます。




一口アワビと巻貝を頂きました。





大腸小腸です。





もち米とフランクのホットドッグ版です。
これ、日本の祭りや屋台で出したら売れると思う。


お腹も一杯になったので一日目を終了。







2017/10/01 15:55:05|和食
土佐のうまいもん
ねぼけ 西新宿

新宿野村ビルの50階にある美味しい土佐料理の数々を堪能させてくれる店。
20年ぶりで会った友人3人と夜景を眺めながら美味のひと時を過ごしてきた。

新宿だけでなく日本橋他、数店舗ある。


初めて食べた塩カツオのたたき。
おそらく今後は塩カツオがある店では必ず食べることになると思うほど美味!
素材を最大に引き出す調味料は行きつくところは塩か?


前菜
土佐の珍味3品。
自家製蒲鉾とあと2品は忘れてしまったが
一つ一つを一品料理として提供してほしい味。


クジラ畝ス(うねす)の自家製スモーク
大変深みのある味で芳醇な香りが口中に漂う。
存在感が高く、これがあるだけでテーブルに花を添える。。


箸休めのサラダ
揚げナスだったと思うが茄子が入ったサラダはおもしろい。
確か高知は茄子の生産高トップではなかったか?
高地に名産ゆずダレで食す。
さっぱり爽やか!


これも土佐の名物ウツボのたたき
これもクジラと同じく存在感が大変高い逸品。
皮目のシコシコ感と身肉のしっとり感が絶妙!
これも癖になる料理だ。
美味この上ない。


初めて食べる貝
チャンバラ貝。
生きている時はチャンバラをしているような動作をするらしい。
この貝はおそらく一地方でしか取れない貝だろう。
食べてみる価値ありの一品。


アワビの煮貝
小さめのアワビだがやはりアワビは旨い。
シコシコ。
口の中で何度も咀嚼して余韻を楽しんだ。


この他にも四万十川のアユ等何品か食べてきた。
土佐料理の名物がこの店でほとんど食することができ、しかも腕利きの料理人が揃っていることがわかる。
また是非訪ねてみたい。
ねぼけの情報です。

 







2017/09/27 20:19:00|寿司
ミシュラン連続獲得の名店
鮨 とかみ 新橋

ビルの階段を下りていくと知る人ぞ知る寿司の名店「とかみ」がひっそりと佇んでいる。

ネタでは店主はマグロに相当自信を持っているらしい。
お勧めを聞いたらひと言”マグロ”と答えた。
しかしここの特徴は何といっても色の濃い赤酢のシャリだと断言できる。
このシャリが素晴らしい。
見ているだけでうっとりするようなシャリだ。

今日は16貫+アルファのコースを選んだ。
まずは先付の旬のイクラ。
大変柔らかで繊細。


一貫目は白身の王道、鯛。
身がしまっていて旨い。



2貫目は新イカのげそ。
包丁の技が素晴らしく口に入れるとほろほろとほどける。


3貫目は大好き春子(カスゴ)。
鯛の稚魚だが寿司ネタにするとどうしてこんなに旨いのか?




4貫目はタイラギ(平貝)。
この繊細な包丁の技と素材の良さ!
美味!



・・・・・


5貫目 漬け。
自信のほどが伺える一品。
旨味が凝縮。
わずかに見えているシャリの色を見てください。
そして素晴らしいのは絶妙な握り方。
シャリの中に適度な空気を入れて握るからか目の前に出されると、ゆっくりと沈んでいくのがわかる。



そして6貫目の中トロ。
口の中に広がるハーモニー。
文句なしだ。



7貫目、大トロ。
腹カミの部位。
文字通りとろけるのにしつこくない。


8貫目はこはだ。
時期的に新子からこはだに移行する時期なので小さめ。
2枚付である。
珠玉の一品であった。



9貫目 海老!
正直言って今まで食べた海老はなんだったのか!?
言葉に出来ないような感動の逸品だった。
火の入れ加減が素晴らしくシャリとの相性抜群。
この海老だけを又食べに来たい。



10貫目はさわらの昆布〆。
さわらは身自体に大変味のある魚で私の大の好物。
特に冬のさわらは旨味がすごい!
さわらを昆布〆にした握りはどうしてこんなに旨味が増すのか?
日本人の素晴らしい知恵のなせる技だ。


11貫目はぶり。
包丁を入れることで美味しさをアップ。


12貫目は芸術的な煮ハマグリ。
見ているだけでため息が出そうだ。
口に入れた時の駆けめぐる芳香と絶妙な歯ごたえ。
言葉はいらない。



13貫目は秋刀魚。
口に入れて ”ん?”と思った。
脂が乗っているのに爽やか!
親方に聞いたら、アサツキのペーストと大葉を隠し味に使用との事。



14貫目はうに。
濃厚、且つ爽やかな甘みが押し寄せてくる。


15貫目は最近注目の、のどぐろ。
白身魚の王者ともいえる程、脂の乗り、旨味、上品さが押し寄せてくる。
赤酢との相性は最高。


箸休めでお椀が出た。
どうしたらこういう味が出せるんだろう?
何度もお代わりしたくなる。


16貫目は穴子。
丁寧な仕事をしているのがわかる。
文句なしに美味い。


17貫目にここの名物、マグロの突先の手巻き!
手渡しで供される。
名物だけあり、これはうまい!


最後に玉子が出る。
上はキャラメリゼしてあるが、玉子自体に弾力がある。
今まで食べた玉子とは食感が全く違う。
これは鮨の延長ではなく完全にデザートのようだ。
でも楽しい。


もう一貫食べたかったので最後に親方の勧める赤身を食べた。
やはり赤身は美味いと思う。
マグロの部位では一番味が深いと思う。



今日は本当に寿司を堪能した一日になった。
ミシュラン獲得がどうのこうのではなく、とかみの赤いシャリとネタの旨味を最大限に引き出した寿司を忘れることは出来ない。

とかみの情報はこちら







2017/06/25 14:17:00|揚げ物
たかがトンカツされどトンカツ
とんかつの名店が埼玉にあった!

かつ勇 上尾

どちらかというと魚介類系のほうが好きなので以前はとんかつ屋さんにはあまり行かなかった。
でも無性に食べたくなる食べ物の一つにとんかつがある。
家の近くにはちょっと有名な四元豚の分厚いとんかつ(しかも2枚)を食べさせてくれる店があるが全体のバランスから言うともう一歩。

その店は上尾にあった。

ロースかつ定食を注文。




充分食べごたえのある分厚いとんかつだ。

一口 ” ガブッ ” とたべた。
うまい!
大変うまい!
適度に柔らかく肉を食べている実感がある位のちょうどいい感じ。
肉の旨味も充分感じられる。
油の切れ具合もちょうどいい位にカラッと揚がっている。
食べごたえがあり美味しいので満足感が半端でない。
しかもこれで1200円!

こちらはBランチ




このセットがまた旨い!
大きめな海老とホタテ、白身魚が2つ付きます。
ホタテも白身魚も厳選した食材を使用している事が口に入れた瞬間に分かる。
私の好みは白身魚。 肉厚で絶品です。
これで1000円。
海老はこの他に有頭海老や特大海老などもメニューにあり海老好きにはたまらない。

ヒレカツです。


ボリューム満点!

どのメニューを頼んでもボリュームがありおなか一杯になること請け合い。
(食べきれない時は持ち帰りもできる)
ヘルシーメニューとしては焼きかつもあります。

こういう投資対効果の高い店があると嬉しくなる。
素晴らしい店です。
かつ勇の情報はこちら







2016/12/06 15:10:00|和食
うまい♪ とうメシ!
お多幸 日本橋

老舗の伝統の味、とうメシ(煮込み豆腐のどんぶりメシ)が無性に食べたくなりお多幸の暖簾をくぐった。
最初は新橋の岡むら屋にするか迷ったがやはりここは伝統の味を受け継いでいる
お多幸に決定。
この店は昔からとうメシとおでんが美味しい店として名をとどろかせている。


営業は11:30からだが、あれよあれよという間に客でいっぱいになってしまう。
1Fと2Fがあるが店内はそれほど広くないのでカウンター以外は相席を余儀なくされる。
今日はカウンターに座った。


うまそうな豆腐が所狭しと煮込まれている。
煮込む器は中で半分に仕切られている。
見ていると時間によって左の豆腐を右に移している。
右と左で味の濃さを調整しているようだ。


殆どの客はとうめし定食を頼んでいる。
お昼は単品でおでんも頼めるが昼のメニューの中からのみ。



王道のとうめし定食に魚すじとはんぺんを注文。
本当は牛すじやイイダコ、丸ごとのトマトも注文したかったがそれらは夜のみのメニュー。


この何とも言えない美味そうな煮汁が浸み込んで柔らかくてとろけるような煮込み豆腐の姿♪
この盛り付けを見ただけで幸せな気分に浸れてしまう。




ごはんは茶飯です。
このご飯がまたおいしい。
ほうじ茶(おそらく)で炊かれていて米が堅めで一粒一粒が立っている。
それに煮汁がかけられていて限りなく柔らかな豆腐と一緒に口の中へ掻っ込む。
口の中いっぱいにトロトロ、柔らかな旨味が広がり最高に幸せな瞬間である。
食べることの喜びはこういうところにある。
何杯でも行けそうだ。


とうめし定食には大根と煮たまご、ちょこっとの牛すじが付く。
いずれも味がしみ込んでいて大変美味しい。
厚みのあるはんぺんは半分ほど煮汁がしみ込んでいてはんぺんそのものの味を楽しめる。魚すじは十分に煮汁がしみ込んだ一品でおでんには欠かせない。


回転率が速いので給仕のおばさん達は(若い人もいるが)配膳、片付けと休む暇は全くない。
次から次へと入れ代わり立ち代わりに客が出入りする。

こういう旨い煮込み豆腐を食べると豆腐も奥が深いとつくづく思う。
しかも値段も安い!
いつまでも続いてほしい日本人が愛して止まない味です。
一度は足を運んでみる価値のある老舗です。
きっと満足されると思います。

会計を済まして外に出ると20人くらい行列ができていた。

お多幸の情報はココ