以前訪問した割烹料理の匠の味が忘れられず日本海へ一泊のドライブです。
まずは昼飯
長岡にて・・・
いちい(塩ワンタンメン)
レトロ調で喫茶店のよう。
とてもラーメン屋には見えない。
ここは新潟県の様々なグルメランキングで総合で必ずトップ3以内に出てくる店。
評価も良い物ばかりで大変期待できそうです。
ロースのチャーシューとワンタンが3ケづつ、それにきくらげとメンマ、細切りネギ等が入っています。
塩味のスープをまず一口。
うん。なかなかいい。
チャーシューを一枚。
醤油が浸みて美味しい。
ワンタンを一口。
ワンタンは海老と肉の半々のもの。
うん、まあまあかな。
スープを飲んだレンゲを置こうとしたら、どこにも置く場所が無い!
丼の受け皿がないので置く場所が無いのである。
しかも丼に引っ掛ける角が無いのっぺらなレンゲなのである。
直接テーブルに置けというのかな?
それとも丼の中に直接入れて食べなさいというのかな?
ナプキンもなかったと思う。
スープは途中から塩気が濃くなってきて口の中がやたら塩辛い。
当然水をがぶがぶと・・・
しょっぱさが強くなってきてスープを飲むのをやめました。
最後に楊枝も置いてない!
作るのは女性でほとんど女性だけで運営している。(一人だけ男性がいた)
丁寧な応対という口コミがほとんどで良い評価ばかりのこの店。
しかし聞こえてくる応対の抑揚を聞いているうちに、何か変なのである。
何かちぐはぐなのである。
丁寧に言っているのだろうが店員の声が何となく冷めた応対に聞こえてくるのである。
心がこもっていないのである。
これってどこかで聞いたような・・・?
そうだ!初期の頃のデニーズやすかいらーく等のファミリーレストランの応対と似ているのである。(今のファミリーレストランはどうか知らないが最初の頃はマニュアル通りの棒読みのあの応対である)
恐らく初めて訪問する客も多いと思う。
感じ方は人それぞれだが私は知り合いには勧められない店。
ワンタンメンを食べていた人が多かったように思うが私のブログに何度も登場している店を紹介してあげたいとつくづく思った。
情報は
ココ食後の甘い物もたまにはいいかな?
ラーメン屋から車で10分程度の場所(長岡駅すぐ)にある、ここは人気のあるパイ屋さんです。
「
Parisパイ」
ミルフィーユパイ専門店です。
注文したらその場で手作りしてくれます。
お勧めを聞いてプレーンとフランボワーズを注文
注文を受けてからその場でシェフが作ってくれます。
プレーン
基本中の基本。
バニラビーンズの香りが口から鼻にかけて抜けていく。
たっぷりのバタークリームとサクサクのパイ生地。
何層にも重なったパイ生地は半端でないサクサク感、ぱりぱり感。
ここにきて買うだけの価値は十分にある。
(通販はやっていない)
フランボワーズ
こちらは甘酸っぱくて爽やか!
甘酸っぱい香りが口の中いっぱいに広がっていく
両方とも甲乙付けがたい珠玉の逸品でした。
ラーメン屋は残念だったがこの店は正解!
大変美味なパイを提供してくれる秀逸店と感じた。
情報は
こちらそして今夜の目的の地、上越へ。
東洋一と言われる広大な蓮池公園にて
(日本の三大夜桜の高田城址公園の外堀に植えられており東洋一と文献に出ています)
見渡す限り蓮の花で埋め尽くされている。
今宵のメイン
「 隠れ屋おと 」 上越老舗料亭の敷地にもっと気軽に割烹料理を楽しんでもらおうという目的で誕生した店です。
お通し
玉子豆腐の旬の野菜載せ餡かけ
お通しの出来でその店の品質がほぼわかる。
トロリとして口にやさしく新鮮な野菜の食感を楽しみながら美味しく頂きました。
新生姜の甘酢漬け
昼のラーメンとパイをリセットするためか、無性に生姜が食べたかったので注文。
これから出てくる料理の数々を胃袋の中に収めていくためにもうってつけ。
大根とレタスのさっぱりサラダ
これはまあ普通。
お造り5種
さわらの焼き霜造り、鯛、本マグロ、子持ち甘えび、サーモン
さわらは旬の時期ではないが焼き霜づくりにしてあるので旨味が閉じ込められて秀逸であった。
そしてすべてが新鮮この上ない。
自家製レアチーズディップ
レアチーズがうまい!
そしてカラフルで目にも鮮やか!
待ってました!
アマダイの炭火焼(松笠焼)
アマダイのこの勇姿!
身は凝縮された旨味が口の中で広がり、皮は甘鯛特有のうろこがぱりぱりに焼かれていて身と同じくらいに感激の一品。
実は写真でもわかるようにこのお店では一匹では多すぎるという人のために半身でもオーダーを受けてくれる大変良心的な店です。
塩するめの天ぷら
生干ししたイカを天ぷらにした一品
絶妙な塩加減のイカを天ぷらにすると次から次へと手が伸びてしまう程旨い新潟の代表的な食べ物です。
頚城牛のローストビーフ
季節限定の頚城牛のフェアだったので注文。
米どころの新潟でのびのびと育ったストレスのない牛!
うまくないわけがない!
鱧のしゃぶしゃぶ
これも季節限定の一品。
特製のだし汁の中で5秒くらいしゃぶしゃぶして頂く。
紅葉おろしの薬味とともに季節感を存分に堪能できた。
鱧の天ぷら
天ぷらの出来が悪い!
衣を付けすぎ!
ハモ自体は美味しいのに残念⤵
(この天ぷらはあとで料理長に改善をお願いしました・・・大好きな店なので失礼とは思いましたが・・・実は食事の終わり頃に料理長と延々30分位話しをしました)
伊勢エビの天ぷら
これぞ王者!
のどぐろの煮付け(これも半身でお願いしました)
これを食べたくて来たといっても過言ではない。
のどぐろの鮮度、大きさと姿、脂の乗り具合そしてこれ以上の美味いだし汁は無いのではないかと思われるほどの味付け!
もう美味くてたまらない!
この美味さをすべての人に伝えたい!
うなぎの山椒焼き
中はとろ〜っ 外はパリッ
うなぎはどうして我々の心をとらえて離さないのだろう?
のどぐろ土鍋ご飯(これも半身)
この姿!!! 白身の王者!
最高としか言いようがない!
鯛めしも大好きだが、こののどぐろ土鍋ご飯はその上をいくうまさ!
目利きした最高の状態の魚と新潟の最高米コシヒカリ、そして絶妙の味付け。
3拍子揃って口の中に広がる香り、味、旨味!!!
筆舌に表せないこの美味しさを皆に伝えたいが・・・
3種最中アイス
料理長と
大変まじめに、そして前向きに取り組んでおられる料理長です。
店長(写真は無し)と共に自分の考えもちゃんと言うが客の意見も真摯に受け止めて聞いてくれるお二人です。
素晴らしい店です。
料亭の名に恥じない食と技と心を存分に提供していただきました。
おとの情報