春から秋にかけては釣りで忙しいのだが今年に限っては11月の初旬から真冬の寒さで例年より1か月早く釣りにいけなくなってしまった。冬になるとこれといってすることがなくなる。そこで、昨日12月3日は天候も穏やからしいという予報なので、この冬一回めの山へ行ってきました。もう15年以上前に一度だけ行ったことのあった伊豆が岳という標高850メートルくらいの手頃な山。まず、正丸駅に車を駐車、以前は無料だったはずですが今は500円。これも時代の流れで仕方ないだろうと思いながらものんびり車道を登りはじめた。しばらく登ると開店準備をしている茶店のおかみさんがあいさつしてくれて気持ちがほっこりする。そこから紅葉をながめながら登山道をすすむ。途中何度か休憩しながら登っていくとものすごい岩場がでてくる。これはかなり危険な岩場だが、以前登った時はそんなに危険なイメージはなかったのだが、若かったからなのかな?伊豆が岳から尾根づたいに正丸峠に到着。正丸峠にも一軒の茶屋が営業していた。茶屋が営業している事が何ともうれしい。自分は中学時代にサイクリングにたびたび訪れていた処で、当時は正丸トンネルもまだ開通していなかったこともあって大変賑わっていた頃が懐かしい。峠から沢沿いに下る。下りも正丸駅近くになったころに、朝通りかかった茶屋の横を通りかかると上品なおかみさんにまた会釈されてうれしかった。おなかも空いてなかったので今回は寄れなかったが次回は必ず温かいうどんでもいただこうと思った。 今回の山は景色などはどうでもよく、峠の茶屋が営業してくれているのが何よりうれしい登山だった。時代の流れで、観光地の売店やみやげ店、街道沿いのドライブインとか峠の茶屋など、どんどん廃業してしまった。さみしいがそれが現実。この冬のうちにもう一度伊豆が岳を訪れ、あの茶屋でうどんをいただこうと思う。 何だかこれからは山登りというよりは、峠の茶屋を巡るのが冬の楽しみになりそうだ。 |