イオンシネマ日の出で観る。シャーリーズ・セロン大活躍です。
この映画で面白いのは、時代背景がちょうどベルリンの壁が壊れるという、まさにその時をバックにしつつ話が進んでいる点。ベルリンにあちこちの国のスパイが集まってすったもんだしている、その内容は、冷戦の残りかすのような機密の取り合いなんだけど、それとは全く関係なく歴史が動いてしまう、というお話なんです。そこら辺が、時々流れる(登場人物が見ている)ニュースでもって分かるようにする、というお話の組み立ては巧いです。
もう一つ、このお話の特徴なんだけど、セロン演ずるロレーンが任務を終えてMI6に帰って来て、で、尋問されて、こうだったって報告する、という筋立てなんですね。ので、どこまでが本当で、どこからが嘘っぱちなのか、が混線する。ロレーンの任務は2つあるらしくて、一つ目は機密リストの奪還、もう一つは機密リストに記されてるダブルスパイの正体を暴くこと、なんですけど、結局どっちもうまくいってないし。で、彼女が動くたびにそれが察知されてドンパチとなる。なぜだ〜〜?っていうのがお話のキモかな。その辺のアクションは相当なものです。
なんだけど、話が彼女の視点からしょっちゅう逸脱するので、筋を追うのはやっかいでした。回想に基づく報告を映画にしてるんだから、そこがぐらつくと訳分からなくなる、と思うんだけどなあ。男がみーんなひげ面で、見分けるのが大変だし。最後にまーたどんでん返しがあるんだけど、必要なんでしょうかねえ?ますます分から〜〜ん、となっちゃって。
ということで、映像とアクションを楽しむ映画、という感じになるんじゃないかと思います。シャーリーズ・セロンのファッションもなかなかナイスです。当時の街並みもよく再現されてて、一体どこでロケしたんだろう?と。
かつて「ベルリン・天使の詩」を観た頃、ベルリンの壁って、なにやっても壊れないような気がしていた。のに、それから数年後あたりであっけなくぶっ壊れちゃった。そういう歴史を目の当たりにした当時は、ただポカ〜〜〜ン、としていたような。その辺が映画の中のニュース映像のおかげで若干見えたような気がするのが収穫かもしれません。
ロレーンはMI6のスパイなんだけど、MI6ってば、ボンドだよねえ。自分的にはバンコラン少佐なんだけど。
公式サイトPS.イオンシネマ日の出はすべて券売機になってました。で、イオンのポイントが付くんですよ。知らなくてポイントカード持っていかなかったので、なんとなく損した気分。次回行くときは持って行きましょう。