「マトリックス」を初めて観た時は衝撃的だったんだけど。。。。続編はどんどん「ただのアクションムービー」化しちゃって、もったいぶってた「スプーン」の意味も不明なまま、しまいにジブリ映画のエンディングみたいになっちゃって。。。。。
ということで、4作目です。今回はラナ・ウオシャウスキー氏が単独で監督されてます。
えーと、要するに「人間、自分で判断して決断して行動することについてはあまり後悔しないもんだ」「だけど、そうするのがめんどかったり怖かったりで、判断放棄してぼーっと過ごしたがる人も多いんだ」というようなお話なのかな、と。
面白かったのは、機械同士でケンカしたり、なんとなく人間界と機械界(なのかな?)が共存共栄してるっぽい、という点。で、人間と仲良く仕事する機械も出てくるし。どことなく「アトム」っぽいんですよ、機械の形状は全然違うんだけど。いつもドンパチって疲れますわよね。西洋の人間は100年くらい戦争し続けれるエネルギーがあるらしいんだけど(だから、つまんないことでクレイジーに騒ぐんでしょうね、マスク強制すんなとかさ)、そろそろ疲れるからやめよう、とも取れる。アクションは、残念ながらデジャヴなんですよ。どっかで見たなあ、の連続になっちゃって。しょうがないんでしょうけど。それほど、1作目が凄かったってこと。
あと、キャリー・アン・モスさん。凄く魅力的な方になってました。ビックリです。
観てる最中はずいぶん長い話だなあと思ったんですけど、実際は2時間ちょい、それもちょっと驚き。
最後になんか変なショートフィルムがおまけで付きます。全く意味不明です。やめときゃいいのに。
公式サイトP.S この映画シリーズで描かれてる「仮想世界」なんですが、どっかで読んだ、思い出したのが光瀬龍の「百億の昼と千億の夜」。萩尾望都さんがマンガ化されてます。

。古いSFなんですけが、この中に出てくるエピソードが、割とまんま「マトリックス」です。萩尾望都さんのセンスのすごさを感じます。やっぱ日本の勝ち。