シネマ日乗

入間アイポットのユナイテッド・シネマ入間で観た映画の感想が中心になります(多分)。 ネタバレになってしまう可能性も・・・・・・。 その辺、ご留意ください。
 
2023/03/18 8:16:38|映画 あ行
エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス
 久しぶりに映画観て酔ってしまった〜〜〜。そのぐらい画面がカオスです。かなり観る人を選ぶ。酔い止め飲んでから観た方がいいかも。

 どちらかというと「地下鉄のザジ」系の映画なんですけど、とにかくスケールがものすごいので「なんじゃこりゃ?」と思うヒマを貰えない。画面に飲み込まれちゃうんです。さすが、作品賞を獲るだけの事はあると。

 あちこちに、他の映画のシーンの引用が出てきます(その映画をコケにしているわけではない)。「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」とか「マトリックス」とか・・・。自分が気が付いたのが「グランド・マスター」。優れた映画ではありますけど、そんなに有名な作品でもないので、監督さんや脚本書いた方は映画オタクなんだろーなー、と。引用する映画に節操がないもんなー。

 でね、アカデミー助演女優賞をジェイミー・リー・カーティスさんが獲りましたが、勿論彼女も凄いんですが、印象強いのが、ミシェル・ヨーさんの娘を演じたステファニー・スー。いい映画には、必ず下の世代の凄い役者さんが現れる。彼女、今後注目です。

 この映画がアカデミーを獲れた理由は、ずばり「賞狙いではない」に尽きるでしょうねえ。大掛かりなおふざけ映画と言っていいんですが、それを全員がとことんやってます。ミシェル・ヨーさんは、本当に大変だったと思う・・・・・。

 ところで、このお話は、税務署でミシェルさん演じるエブリン夫妻が経営してるコインランドリーの経理について、税務官とやりあう(これ、経費じゃないでしょって奴)のが発端なんですけど、分かるわあ。経理業務ってゲロ吐きそうになる位、きっついんですよ、決算時。こないだ、PCがクラッシュして1年分の会計データがぶっ飛んだ自分としては、他人ごとじゃありませんでした。。。

公式サイト

P.S:この映画は、とにかく色彩が多いんです。ジブリ映画っぽい。それが実写ってのがねえ。最初の感想は「こりゃ、変形の『ハウルの動く城』だな」でした。







2023/03/10 22:46:00|映画 か行
銀河鉄道999
 松本零士さんが亡くなられて、YOUTUBEで限定公開されたのを観る。この映画が公開された当時、「宇宙戦艦ヤマト」も出てたし、すごいブームだったですよね。「ハーロック」や「エメラルダス」のマンガは一応持ってるし。

 当時は結局見損ねちゃって、今さら観て思うのは、今だとどうしても感想が変わってしまうなあと。映画ってやっぱりその時代を映している部分が大きいから、観る時期って重要ですわね。

 お話の流れはおおむねどなたもご存じ、というのも凄い話だけど(そういう意味では古典文学と同格だと思う)かなり長い話をうまくコンパクトにまとめています。一種のロードムービーで、これはもう、映画の王道と言っていい。成程なあ〜〜〜。
 で、あれ?ってくらい女性が出てくる。彼女たちがキーと言ってもよさそう。そういう映画でしたっけ?子供の冒険ものと長らく捉えていたんだけど、なんか、違ってそう。。。。

 でね、メーテルさんなんですが。原作でも思ったんだけど、彼女、そんなにいい人でしょうか?だってなあ、自分じゃ何も決めて行動してないんだもの、この人。クレアさんの方が余程しっかりしてるような。自分できちんと決めて行動しているのがね。メーテルさんからは「意思」が感じられないんです。だから、鉄郎君が惹かれる理由がよく分からんのよ。

 とまあ、他にも今観ると突っ込みどころが多々あって困るんですが、むしろ、クレジットに驚いてました。作画の人数の少なさ・・・・。この当時はセル画ですもん、残ってるんでしょうか?一揃いあったら、200年後辺り「重要文化財」かも。あの表現をセル画でやるって、しかも、あの少人数でつくったんか〜〜〜。オソロシヤ。
 あと、ナレーションが城達也さんというのにもびっくりしたし、監修には市川崑氏の名が。ウッソ〜〜〜〜って感じですよ。少なくとも、子供向けにちゃらく作ったんじゃない、ことがクレジットからうかがえます。だから大ヒットしたんだろうな〜〜〜。子供って、子供向けと分かると、即離れちゃうから。







2023/02/11 18:10:00|映画 その他
RRR
 観たくてたまらなくて、アイポットでやってたんか〜〜い!ってことで観てきました。客多し。年齢層も性別も幅広い。こりゃあいい映画だぞ〜〜〜!の期待に違わぬ。

 いやあ〜〜、画面に飲み込まれる感覚は、本当に久しぶりです。とにかく迫力がたまらない!!もうね、今や、あれだけの群衆シーンを撮れるのはインドだけだと思うけど、それにしても、あの激しさよ。

 でね、観てて思う事。やっぱ、南蛮人は信用ならん。なにかというと、ヒトラーがやったことは云々、というけれど、あんた方、人の事言えるんかい?となってしまうのだよね。他国を略奪して、やりたい放題やって、というのは当時のヨーロッパ人(特に男)にとってはフツーの事で、ヒトラーって人物は、そういうのの集大成をやったってだけなんじゃないかなあ。

 となると、かつて日本がキリスト教を弾圧して、南蛮人を追い出した、のは、かなり良い政策だったんじゃないか、とすら思うのよ。



公式サイト
 







2023/02/03 23:52:47|映画 やらわ行
レジェンド&バタフライ
 1月は全く映画館に行けず。昨年1年分の会計データがぶっ飛んだ、のが原因です。これをぜーんぶ打ち直して決算まで持っていくのに、丸々1ヶ月、ようやく解放されまして、まずはこの映画。去年から、かなり話題になってましたね。

 織田信長さんて、日本史上最大の有名人と言っていいと思う。何回大河ドラマで取り上げられたか・・・・。今期もやってますもんね。日本人なら、彼の人生の大まかな流れも、エピソードも知ってるわけで、しかし、その正室たる濃姫については、ほぼ0。これも不思議な話だと思う。そこにうんと肉付けして、それを綾瀬はるかさんが見事に体現しています。

 一方のキムタクですが、というか、信長の最大の謎は、なんといっても本能寺の変。これも超有名な話ではあるけど、理由がよく分からん、というのが最大のミステリーとされてますね。大河ドラマでも色々理由付けされて描かれてますけど、なんかどれもピンときてなくて。この映画で提示された理由が、実は一番腑に落ちたんです。な〜〜〜るほど、そういう事だったかもしれない。

 で、信長と濃姫の関係は、なんとなく「ホットロード」風でした。

 この映画で感心したのは、音楽が少なかったこと。いくらでも壮大な音楽をくっつけて盛り上げられるでしょ、そうしてないから、役者さん達の演技や美術にかなり注意を向けて観れた。安土城、残ってたら大変なものだったでしょうにね…。

 それにしても、キムタク(というか、木村さんはキムタクに見えなかったぞ〜〜)の父親が本田博太郎氏って、なんかスゴイ配役だったな・・・・。

公式サイト

 







2022/12/31 21:03:05|その他
今年のまとめ
 11月以降全然観ていないんですが、その理由は「難聴」。低音感音性難聴でしたっけ?音が割れて聞こえるだけじゃなくて、とにかく聞き取りづらくて映画館で楽しめそうもなくて・・・・。

 ということで、今年は「ブラックパンサー」&「ジュラシックワールド」という所でしょうか。邦画はあまり観てなくて・・・、残念。「バイオレンス・アクション」って、結構面白かったけどなあ・・。ああ、「ドライブ・マイ・カー」って今年の映画ですか、なんか、今年はすごく長く感じますね・・・・。

 そういや、映画の感想(というよりしょうもない批判)をYOUTUBEなんかでしゃべるの、やめた方がいいと思うんですけどねえ、と紅白で環奈ちゃんを見つつ思うのだ。環奈ちゃん、可愛いよねえ。

 という事で、来年もよろしくお願いいたします。