久しぶりに映画観て酔ってしまった〜〜〜。そのぐらい画面がカオスです。かなり観る人を選ぶ。酔い止め飲んでから観た方がいいかも。
どちらかというと「地下鉄のザジ」系の映画なんですけど、とにかくスケールがものすごいので「なんじゃこりゃ?」と思うヒマを貰えない。画面に飲み込まれちゃうんです。さすが、作品賞を獲るだけの事はあると。
あちこちに、他の映画のシーンの引用が出てきます(その映画をコケにしているわけではない)。「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」とか「マトリックス」とか・・・。自分が気が付いたのが「グランド・マスター」。優れた映画ではありますけど、そんなに有名な作品でもないので、監督さんや脚本書いた方は映画オタクなんだろーなー、と。引用する映画に節操がないもんなー。
でね、アカデミー助演女優賞をジェイミー・リー・カーティスさんが獲りましたが、勿論彼女も凄いんですが、印象強いのが、ミシェル・ヨーさんの娘を演じたステファニー・スー。いい映画には、必ず下の世代の凄い役者さんが現れる。彼女、今後注目です。
この映画がアカデミーを獲れた理由は、ずばり「賞狙いではない」に尽きるでしょうねえ。大掛かりなおふざけ映画と言っていいんですが、それを全員がとことんやってます。ミシェル・ヨーさんは、本当に大変だったと思う・・・・・。
ところで、このお話は、税務署でミシェルさん演じるエブリン夫妻が経営してるコインランドリーの経理について、税務官とやりあう(これ、経費じゃないでしょって奴)のが発端なんですけど、分かるわあ。経理業務ってゲロ吐きそうになる位、きっついんですよ、決算時。こないだ、PCがクラッシュして1年分の会計データがぶっ飛んだ自分としては、他人ごとじゃありませんでした。。。
公式サイトP.S:この映画は、とにかく色彩が多いんです。ジブリ映画っぽい。それが実写ってのがねえ。最初の感想は「こりゃ、変形の『ハウルの動く城』だな」でした。