今年のアカデミー賞ノミネート作品に、日本から3作品が入ったので、ビックリ仰天・・・・。でもないか。
そのうち「ゴジラー1」と「Perfect days」は、観た。ノミネートされて当然、という気もするのですよ。で、最後の1作品。かなり観るのは躊躇ってたんですが。宮崎さんに説教されたくないわい、というのがあって。
とにかく、宮崎さんの映像マジックに騙されないように観よう、と注意しつつ、あーやっぱりなあ〜〜〜、という結論になっちゃう。
「君たちはどう生きるか」という小説は、一瞬出てきますが、プロットにもなってない。宮崎さんのイメージが暴走したファンタジーといっていいのではないかと思う。相変わらず、妙なところが具体的に表現されてるんですよ。鳥の歩き方とか、食べ方とか。で、そうなるんかい!という納得感のなさよ・・・・・・。
それもこれも、自分が家族嫌いだからでしょうね。そーんなバカな、ってなっちゃう。ああいう、とってつけたような話に落ちるんかい、と思ってムカつくんだよなあ。
それにしても、どうしてこう、男親がダメダメなんでしょうか?別にヒーローでなくていいから、なんとかまともな普通の男親ってのを出してください。という事で、好きになれないんだ。アメリカで評価される意味が分からん〜〜〜。
公式サイトP.S なんかねえ、この映画、そもそもの設定が気持ち悪いんだ。空襲かなんかで主人公の母親が死んだ、そしたらその妹に手を出して、すでにやることやってます、という男親。で、戦争成金。こういうのを見せられて、いきなり「母親」を押し付けられた男子がどうなるか?普通はこう。20歳にして女から金を借りてギャンブルだの酒だの、で、財産食いつぶして落ちぶれて、それでも人のせいにしてばかり、という人物の出来上がり、になりますよ。戦争成金といえば、「犬神家の一族」もそうですけど、まあ、先がない。子供が観る映画で、そんな親を正当化するように描いていいのか?納得いかん。