続きです
参道と言っても、しばらくは舗装路を登る、先日4日に降雪があったようで雪が少々あり路面凍結部分もあった。瀧不動、馬頭観音、十五丁目石を過ぎ、山小屋を思わせる浅見茶屋に到着。以前、子ノ権現から下山した時は浅見茶屋はただ通過してしまって、いつか寄ってみたい所だったのです。でもって暖かい飲み物っと、、、熱燗と言いたい所だったが、、、まだ子ノ権現様にお参りもしていないだろが!「オイそりゃ〜ね〜だろ」と何処かで聞こえた。では甘酒に決定。
茶屋の女将さんも気さくな良い方で、私も少々話込んでしまうのです。聞くところによると民家として安政2年(2階は蚕をやっていた)に建てたとの事です。創業は昭和7年初代おばあさんが子ノ権現天龍寺表参道十五丁目の茶屋として始められたとの事、当時の写真Aを見せて頂きました。今現在は車道となっていますが、その昔の参道は私の推測ですが幅およそ3尺あたりではないだろうか、今で言う普通の登山道、マウンテンバイカーが言うシングルトラックあたりか。。。
その面影が茶屋の前の斜めの道であり石積された部分は当時のまま(写真@)歩けば普通の道と思うが、写真と女将さんの話を聞き石積みに触れて歩いてみれば感無量である。中に入れば土間と囲炉裏がある。柱は太く囲炉裏のいぶさで黒光りしていて見事である。昭和初期にタイムスリップしたようだ。この囲炉裏端で薪をくべながら語らい暖かい鍋と熱燗があれば、、、
と思いに更けてしまう。すいません長話をしてしまったようです。そろそろ行かなくては、、、
女将さんには沢山の話が聞けてありがとうございました。また近いうちに「うどん」食べに寄ろうと思います。お礼を言って参道を先に進みます。
少し進めば「降魔橋」と言う橋がある。この山に住む悪鬼どもを、子の聖が退治したのがこの場所との事、私も昨年の悪鬼をここで落す。橋の所の石には十二丁目と刻まれている。舗装路はここまで、ここからは古道の雰囲気の中の道に吸い込まれるのである。まだまだ続きます。