アベニーパファーのえはらさんが亡くなりました。
アベニーパファーの寿命は4年位ときいていますが
えはらさんは4歳〜4歳半くらいだったと思います。
えはらさんは、わが家の大人アベニーの最後の生き残り、
いつお迎えがきてもおかしくないお歳になっていました。
えはらさんは、病気になったような様子はまったくなく、
亡くなる前々日まで積極的にごはんも食べていました。
でも前日には、ごはんの時間になっても水草の陰に隠れるように座っていたので
「ああ、そろそろなのかなあ…」という予感がしていました。
それでも苦しそうな様子はなく、まるで自分でも死期が来たことがわかっていて
「大丈夫、心配しないで、ちゃんとわかってんのよ、じゃあね。」
と言っているようでした。
亡くなったのはその翌日。
苦しそうなそぶりも、具合の悪そうな様子もまったくみせることなく、
それこそあっさりぽっくりと、懐かしい仲間たちのところへいってしまいました。
えはらさんのいない水槽は寂しいけれど、
悲しいというより、今は感動と感謝の気持ちでいっぱいです。
水槽の女帝、本当にアナタは素敵なフグでした。
誰よりもフグらしいそのスピリチュアルな体格で「えはらさん」と呼ばれ、
誰が見ても「あ、これ、フグ!」と言ってもらえる、
まるで下関のお土産売り場にぶら下がっていそうな彼女は
今だったら確実に「マツコ」と呼ばれていたことでしょう。
かつて、おやかたとなしちゃんの抗争の際には
ひとり別水槽に移されたなしちゃんの、お嫁さんとして派遣され
姉さん女房としてしっかりとなしちゃんを「指導」してくてたえはらさん。
その後もその格別の存在感で水槽の女帝として君臨しつつ、
子どもたちの成長を見守っているようでした。
最後まで、素敵な生き様をみせてくれて、ありがとう。
これで、3年半前にわが家にやってきたアベニーは、みんなお星様になりました。
今は、彼らの残した子どもたちが元気に泳いでいます。