| ◆D1(11/1=火)上海経由重慶へ、重慶Haifu社訪問 重慶宿泊
今回利用する航空便は、東京成田08:55発上海経由重慶15:35着の中国国際航空CA158便である。
今回も又PC持参で、その為中国専用のワイヤレスルータをグローバルWiFIに予約して、成田の第一ターミナル4F南ウィングで受け取ることになっていた。
その為、手順として、京成成田⇒成田第一ターミナル下車⇒成田第一ターミナル4F⇒グローバルWiFI受取所⇒中国国際航空カウンターにてチケット入手⇒手荷物安全チェック⇒出国検査⇒デューティフリーで土産購入⇒搭乗ゲートロビーへ、と予定していた。
ところが、グローバルWiFI受取所のオープンが7:30で搭乗予定時刻8:15まで45分しかなく、土産を買う時間があるか心配になってきた。結局土産を選んでいる時間がなく、同じもの5箱+他の同じものとした。それと家内のお母さん作のハンドクラフトの小物10個程となった。
今回の旅行では、直前に、重慶にあるHaifu Medical Technology社を訪問することになり、土産を沢山購入することになったのだ。搭乗時刻が少し遅れたので、少し余裕が出来、空港の外の様子を見て、写真を撮った。あいにくの雨で路面は濡れていた(写真11.1-1-1)。
搭乗してから離陸までは順調で、早起きしたため間もなく睡魔に襲われ飲み物いかが?の巡回に気が付かなかった様で、いきなり機内食という感じだった。
窓外を見下ろしても、雲海のみで山や海は全く見えなかった。無論上空は快晴であった。食事は最近利用する機会の多いANAに比較すると落ちる(写真11.1-1-2)。食後暫くして、あと30分ほどで経由地の上海浦東空港に到着するというアナウンスがあった。
間もなく上海浦東空港(写真11.1-1-3)に着陸した。雨は降っていない(写真11.1-1-4)。一度全員荷物をすべて持って降りるのだ。重慶まで行く人はワッペンをつけることになっていて、降機したらすぐのところに係員がいて、そこに一時集合し、点呼をとり、別の航空券をもらい重慶行きの同じ航空機に案内されるのだ。 その間入国手続きや危険物チェックもあり、途中トイレに行く以外はまったく余裕がなかった。搭乗口が分かっているからトイレに行けるのであって、分かっていなければ係員を見失うことになりパニックになるのが推測された。
機内に入ると、すでに上海から重慶に行く乗客が乗り込んでいて、成田―上海間の乗客より多い様だ。上海は晴れであるが、快晴とは言えない天気だ(写真11.1-2-1)。待機時間は殆ど無く、間もなく離陸し、一路重慶に向かった。
離陸後まもなく窓外を見下ろすと、長江と思える大河が流れている(写真11.1-2-2)。長江の蛇行によって眼下に見えなくなることもあるが平均的には長江に沿って、川上の方向に向かう筈である。
現地時間で14:00を少し回った頃、機内食(昼食)があった(写真11.1-2-3)。機内食(朝食)と似たりよったりであった。ANAに比較すると落ちる、というのが正直な感想である。運賃が低価格なので仕方がないのだろうか。
そして約20分遅れの15:50に重慶国際空港(写真11.1-2-4)に到着した。なんとなくどんよりした重い雰囲気の空港であった。駐機ターミナルの屋根には重慶の文字が浮かび上がっていたが、全体に褐色がかった雰囲気がした。
あとで分かったことだが、四川省や接する重慶市は空には深い霧または靄、地には赤土が象徴的な特徴なのだそうだ。入国手続きは既に上海で済ましているので、ここでの入国手続きは簡単で、混雑もしてなかったので、短時間で到着ゲートの出迎え口に至ることが出来た。
すぐ駱さんの笑顔と運転手の姿を確認できた。運転手の蒋さんは若干28歳。今回の旅のスルー運転手であり、約1000kmの移動を駱さんとともにすべて付き合ってくれるのだ。すぐ手荷物を持ってくれて、専用車へ案内してくれた。
先ず向かう先は、Haifu Medical Technology社であり、そこの技術者に面談することになっていた。面談することになった経緯は省略するが、旅の疲れが蓄積する前に訪問し、なるべくすっきりした気分で面談したい気持ちがあり、重慶到着日の最初に訪問することにしたのだ。約束は、この日の17:00と決めさせてもらっていた。
この会社はHIFU治療の医療技術では世界でも先端を行く会社で、胡錦濤や習近平さんも視察に来たことがある企業で、専門病院が同じ敷地内にあり、「中国国立超音波医療研究センター」も同社内にある中国でも先端の医療機器会社なのだそうだ。 URL:http://www.haifumedical.com/
受付に面談相手のまずMs. Jenny Zhang(張玲)さんを呼んでもらった。彼女は面談に先立って会社案内をしてもらうことにしていた。入り口ロビーの壁面には壁いっぱいに電光画が模様されていて(写真11.1-番外-1)、「これは何かわかるか?」と聞かれたが、「生命誕生の瞬間」との正解をすぐ思い浮かべることが出来た。
ちなみにここの社長がこの電光画の前で、何やら話している(写真11.1-番外-2)のも、この電光画が起業コンセプトに関連していると言える。
ここで製造販売している治療装置は前立腺癌、子宮癌、乳癌の治療を経皮(体を切り開くことなく)非侵襲で治療できる装置なのだ。
慢性鼻炎(写真11.1-番外-3)や骨髄癌、他の臓器の治療にも有効で、英国やロシアなどの国々でも癌の先端治療装置として導入されているのだそうだ。 英国BBC放送ビデオURL: http://www.haifumedical.com/Press%20Release/Video/2013-08-29/104.html
そして、同社のvice president in charge of technology development and innovation,の林涛さんと約1時間面談し、最後に張玲さん、林涛さんと自分の3名で、スリーショット写真を撮り(写真11.1-番外-4)、別れを告げ、宿泊予定のホテルに向かった。
ホテルは、重庆市北部新区にある重慶颐和幸福酒店である。受付ロビーには大きな書棚と沢山の書籍が配架されていた(写真11.1-3-1)。何を意味しているのだろうか?チェックイン手続きを駱さんに全て任せ、ソファーに浅くかけてチェックインが終わるのを待った。
そして、一度部屋に荷物を置き、ホテル内レストランで夕食を駱さんとともにすることになった。雲吞を食べたいと駱さんに希望していたので、他に客の姿が見えないレストランのウェイトレスに有無を聞いたところ、幸い有るとのことだったので、そこで夕食を摂ることにした。
既に20:30近くであり、丁度良い腹具合だったので、美味しく食べた。写真(写真11.1-3-2)は、駱さんとの二人分を一堂に並べたところである。メニューは最近の中国旅行の定番の雲吞+本場のマーボ豆腐であり、極上のおいしさだった。駱さんは更に香辛料を必要とした。
そして、部屋に戻り、部屋を点検した。浴槽は無いが洒落て落ち着いた雰囲気の部屋であった(写真11.1-3-3、写真11.1-3-4)。 本稿完 つづく
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