先日,新車のネジ類に工具による傷が見られない件について掲載した。その件について,二輪メーカーに勤務する友人に電話をかけ,調べてもらった。彼は生産の現場にはいないので,社内で詳しい人に聞いてもらった。
その結果,次のことが分かった。
1.締めすぎない。生産ラインでのトルク管理は徹底されているので,締めすぎることがない。(庭先整備だと,全てにトルクレンチを使う訳ではないため,つい規定より強く締めがち)
2.最適なビットを使う。(個人レベルだと若干違っても使ってしまうことがある)
3.正しい角度で締める。生産ラインでは斜めに締めることを嫌うため,その組み立て順からも,かなり正確に正面から工具を使う。
4.インパクトで一気に締める。大きな加速度で一気に締めると傷はつかない。(傷つけまいと,じんわり締めるほうが意外と傷つけやすい)
なおこのメーカーでは,面接触ではなく普通の工具を使っている。
この中で特に3番は素人には難しいことから,これが一番の違いではないかと考えた。メガネレンチやラチェットハンドルでは,ナットにトルクだけをかけることができず,どうしても横力がかかってしまう。その結果極端に表現すれば,ナットとレンチの関係が面接触でも線接触でもなく,点接触に近い状態となる。それを回避できるのは,素人が使うハンドツールとしてはTハンドルしか思い当たらない。
今後は生産ラインでの組み立てをイメージし,作業してみたい。
2019.10.2(水)