こんにちは、サポートセンターの島崎です。
仕事柄、またプライベートにおいても他人のパソコンの相談を受けることが多いのですが、時々「中古パソコンを買ったけどうまく動かない」という話を聞きます。
そして、実際にそのパソコンを見てみると、「これはさすがに古すぎて実用には供さないなぁ」というようなパソコンだったりします。
「あまり使わないから」といって性能の悪いパソコンを買おうとする人もいますが、「
あまり使わないパソコン」と「
あまり使えないパソコン」は違います!
安いのが魅力の中古パソコンですが、せっかく買っても機能面・性能面で満足できなければ、もったいない買い物となってしまいます。
そこで今回は、後悔しないための中古パソコンの選び方を書いてみます。
※ここで紹介する内容は、あくまでも購入にあたって参考になると思われる情報の一部です。チェック項目を満たせば必ず満足できることを保証するものではありません。
実際に購入する場合は、この記事で紹介した内容以外にもお客様が必要とする仕様等を十分確認のうえ、自己責任で判断して下さい。
なお、今回は Windows パソコンについて扱います。
■■■ 1. OS は Windows XP SP2 以降か Vista
セキュリティ、機能、使い勝手や労力といった面から考えて、OS は
Windows XP SP2 以降か Windows Vista がよいでしょう。
- サポートが終了している OS だと、ウイルスに感染してしまうような欠陥が見つかっても修正してくれなかったり、何か問題が起きたときにメーカーに問い合わせても対応してもらえません。
- ファイアウォール機能を内蔵していないと、すぐにウイルスに感染します。ファイアウォール機能を併せ持つウイルス対策ソフトも市販されていますが、ウイルス対策ソフトがトラブルを起こした時に困るので、もともとファイアウォールを内蔵している方が助かります。
- ファイアウォール機能が最初から有効(オン)になっていないと、自分で設定する手間がかかる上、パソコンをリカバリ(初期化)した時に設定を忘れる危険があります。
- 公開済みのサービスパックがインストールされていない場合、セキュリティに問題があるだけでなく、サポートが行われない、自分でインストールする手間と時間がかかります。
これらの条件をクリアしているのは、現時点では Windows XP SP2 以降と Windows Vista になります。
XP でも「サービスパックなし」や「SP1」のものはクリアできていません。
また、リカバリする時のことを考えると、あとから SP2 以降を入れたものではなく、メーカー出荷時から SP2 以降が入っているものになります。
■■■ 2. メモリ搭載量は XP = 512MB 以上、Vista = 1GB 以上
メモリが少ないと、パソコンの動きが遅くなります(ひどい時は全く実用にならないほど遅くなります)。
Windows XP SP2 では、
最低でもメモリ 512MB は欲しいです。1GB(1024MB)以上あれば快適に使えると思います。
Windows Vista は XP よりもメモリを必要とするので、
最低でも 1GB あった方がよいでしょう。2GB 以上なら更に快適になります。
参考記事:
Biz.ID Weekly Top10:PCのスペックで気にすべきはメモリ容量 - ITmedia Biz.ID■■■ 3. リカバリ済み&リカバリ用ディスク付属
リカバリされていない、つまり前の持ち主が使っていた状態そのままですと、パソコンが動作しなかったり、ウイルスに感染している恐れがあるので、
販売前にリカバリされていることを確認しましょう。
また、購入後に調子が悪くなって自分でリカバリすることもありえますので、
リカバリ用のディスクが付属することを確認しましょう。
ただし、もともとそのパソコンに付属していたディスクでなければなりません。
別の OS のディスクですと、パソコンの一部機能が動作しない、性能を満たさないため満足に動作しない、といった恐れがあります。
■■■ 4. Microsoft Office 付属
ワープロや表計算を使いたい場合は、Microsoft Office が必要です。
付属しないと自分で買う必要がありますが、単品だと結構なお値段になります。
ただし、ワープロや表計算は絶対に使うつもりがないか、一太郎など他の製品を調達する場合はなくても構いません。
■■■ 5. その他付属品
中古のパソコンですと、こまごまな付属品が欠けている場合があります。
必要な部品がきちんとついてくるか確認しましょう。
NEC のような大手メーカーが自ら手がける中古パソコン販売でも同じです。
参考:121ware.com > 知る > NEC Refreshed PC -
Q: 新商品のときに付属していた添付品は全て揃っていますか?■■■ 6. LAN ポート搭載
インターネットに接続するための
LAN ポートが搭載されている方がよいでしょう。
インターネットに繋げるかどうか分からない場合でも、あとで取り付けるとなると大変ですし、費用もかかるので、最初から付いているパソコンの方が楽です。
■■■ 7. 故障しやすい部品は新品または新品同様か
パソコンには、使うほど壊れやすくなる、ある意味消耗品とも呼べるような部品があります。
使い古しの部品は買ってもすぐに故障してしまう恐れがあるので、出来れば
新品に交換されているか新品同様のものを選びましょう。
そうでない場合は、購入後の追加出費と手間がかかる可能性を覚悟しておきましょう。
- HDD …… 読み書きが出来なくなる(クラッシュする)故障が多いです。
- バッテリー(ノートパソコン) …… 使うほど容量が減るため、持ち運んで使うことが出来なくなります。
- モニタ …… 画面が暗くなったり、全く映らなくなる故障が多いです。
- マウス …… ボタンが利かなくなる故障が多いです。
参考記事:
パソコンの寿命は、何年くらいなんでしょうか? - R25.jp
■■■ 8. PCリサイクルマーク
パソコンは不要になったり故障しても不燃物のゴミには出せず、メーカーごとに決められたリサイクル処理に依頼する必要があります。
「PC リサイクルマーク」が付いているパソコンなら、リサイクル費用は要りません(パソコン購入時に前払いしたことになっています)。
このリサイクルマーク、2003年10月以降に発売された家庭向けパソコンにはついています。
それ以前に発売されたり、企業向けに発売されたパソコンではマークが付いていませんが、そういったパソコンが中古として売られていることも少なくありません。
PC リサイクルマークが付いていないパソコンでは、3千〜7千円以上のリサイクル費用が別途必要となります。値札を見るだけでは判断できない費用なので注意しましょう。
■■■ まとめ
なるべく短くまとめようと努めたつもりですが、こんなに長くなってしまいました。
ここまで読んでいただいてありがとうございます。
「こんなにチェックするのは面倒だ」と思った人! そういう人は
新品のパソコンを買いましょう。
NEC も「
完全な初心者ユーザーは対象にしない」と言っているように、中古パソコンは一般の方向けの商品ではありません。
どうしても中古パソコンでなければならない理由がないのでしたら、やはり新品のパソコンの方がよいと思います。
それでは失礼します。
[2008/12/02 修正] Windows XP の推奨を「SP2 以降」としました。
また、
後悔しないための中古パソコンの選び方 追補編を書きましたので併せてご覧下さい。