食に感動・旅に感動

東京はじめ関東だけではなく私が体験した各地の誰でも 気軽に行けるような旨い店や変わった料理、食材、街で 見つけた気になる物や心に残る旅などを紹介していきます。
 
2018/07/22 18:25:00|
台湾グルメ 2日目
最初におもしろカード(北北基カード)を駅で購入
主流の悠々カードと違ってこれは電車やバスに一日乗り降り自由のカード。
悠々カードは期限は無いが都度チャージしなくてはならない。このカードはそんな手間はいらないので大変便利。まだ発売間もないので知らない人も多い。
1日券や2日券、3日券、5日券等が有る。
これは2日券


食べるべき朝食


阜杭豆漿(善導寺駅すぐ)







テレビで高田純次が絶賛していた鹹豆漿
豆乳のかたまりのようなものがスープと相まって美味!
友人も絶賛していた。

こちらは厚餅夾蛋と薄餅夾蛋
油条と卵を窯焼きパンで挟んだサンドゥイッチ
これを食べて鹹豆漿を飲む。
これは病みつきになる組み合わせ。
(この食べ物は上野アメ横の屋台で食べられます。私は以前、吉祥という店で食べた。味は別としてここでは安価に手軽に食べられる)



飯團という台湾おにぎり
中は肉そぼろがいっぱい
私はこれが大好きだ。
台湾ではもち米が主流だが、この炊き具合が最高。
但し台湾のおにぎりもチマキも日本のそれとは違って倍以上あるといっても良いほど大きいので注意!



焦糖甜餅(台湾スゥイートパイ)



ホテルの朝食をキャンセルしても食べに行く価値ありです。
我々は平日に行ったから並ばずに入れたが7時前に行った方がよさそう。(遅く行くと2時間待ちもある)
外には行列の為のポールが設置してあった。


中正紀念堂の衛兵交代式

蔣介石を祭った銅像のある建物で衛兵が約一時間、不動の姿勢で守備に就きます。






一時間後、新しい衛兵と交代するため儀式を行います。



この儀式は見ごたえがあるので一度は訪れたい場所。
ここ以外に忠烈祠や国父紀念館でも素晴らしい交代式を見ることができる。




広場で学生たちが交代式?の練習をやっていた。


今日の昼食は是非訪れたかったワンタンの専門店です。

奇福扁食



扁食とはワンタンのことです。


汁無しワンタンメン





魚丸子




汁無し海老ワンタンと汁無し帆立ワンタンを友人とシェアして食べた。
帆立ワンタンが絶品!
海老ワンタンもエビがぷりっぷりでうまい!
そして台湾ではどの店にも青菜の炒め物がある。
特にサツマイモのツルの炒め物がシャキシャキとした食感があり何とも旨い。
台湾にはいろんな種類の青菜があるのでその店のお勧めを食べるのがベター。



活泉足體養身世界 (台湾の足つぼマッサージ)

台湾では足つぼマッサージは大変ポピュラーで至る所に店がある。
ただ本当の資格を持ったマッサージ店は多くは無いようだ。
この店は全員が技士の資格を持っており安心して施術を受けることができる。
日本語ができる人がいるのも入りやすい。

2時間10分という今まで受けたことの無い長い時間の施術を受けてきた。
(2日後にも再訪)
ここはお勧めの店です。台湾に行ったときは是非どうぞ。

今日の夕食は台北魚市場の中にある

上引水産

台北の郊外にあるが行天宮駅から歩いて30分、タクシーで10分くらいで行ける。


中にはいけすがいっぱいある。







自分の好きな食材を選んで注文する。
料理方法も煮たり焼いたり蒸したり炒めたりと好きな方法で調理してくれる。


我々が選んだ店は「煮海」
2階の席です。
この帽子を被った女性は日本語が話せる。






実は台湾で一番うまいと感動した一品がこれ!
緑竹筍(リュージュースン)


ボイルして冷やしただけの料理だが何と形容したら良いか?
梨とリンゴとタケノコを合わせたような、いわゆるジューシー感たっぷりな逸品……夢にまで出てきそうな位の絶品タケノコ!
これだけを食べに又来年も台湾へ行くと思う。
※このタケノコは6〜8月頃までしか食べることができない。
これを食べただけで台湾へ行った価値があるほど美味この上ない料理です。
実は御徒町の台湾料理店でこれを今の季節だけ食べることができるので近ぢか行く予定。

こちらはサツマイモのツル
シャキシャキで最高





ご存知台湾ビール


のどぐろを煮てもらった。
脂が乗っていて身が柔らかく美味。




何蟹だったか忘れたが大振りで生きていたものをボイルしてもらった。
足の爪肉が最高!


ご存知タラバガニ
やはり焼きでしょう。


海産物を堪能しました。
今、台湾っ子に大変人気の店です。
いろんなスタイルの食事処があるので自分の好きな店を選べる。
ここはまだ日本人にはあまり知られていないようなので自分の好きな海産物を好きなだけリーズナブルに食べるには最高の場所です。

2日目を終了







2018/07/22 8:17:52|
台湾グルメ 1日目
九份

海外旅行は一人で行くことが多いが今回は長年の親友と
”台湾で美味いものを食べよう!”という事で5日間の短い旅です。




13時頃に松山国際空港に着いて少しだけ両替して、空港の観光局でITAIWAN(フリーWi-Fi)の設定をしてもらってからその足で九份に向かいます。
※九份へは直接の電車が無くバスで直接行くか電車との乗り合わせです。
時間がもったいないので今回はタクシーで直行です。




九份の両側に延々と並ぶ店の狭い路地を進んでいくのが大変楽しい。
途中で美味しそうな店に立ち寄り少し腹ごしらえ。

魚丸伯仔 




五十包


魚丸湯

九份の名物です。
台湾出身の芸能人の誰かもお勧めの店でした。
台湾にはこういうタイプの店が多いのでつい釣られて入ってしまう。
台湾をもろに感じさせてくれる味で旨かった。

目的は千と千尋の神隠しの舞台となった場所へ行くことだが途中にいろんな店があるのでつい立ち寄ってしまう。。
印鑑の店があった。

印鑑作成!







日本円で1000円〜3000円位で気に入ったものを選んですぐに作ってくれる。
縁起の良い吉祥を選びフルネームで実印にも使える印鑑を作ってもらった。
記念に残る大変良い買い物をした。
(店の名前は忘れたが九份の路地を入って少し行った右側)

店がたくさん並んでいるのでいろんな店で試食をしたり覗いていたら、試食をした中で珍しい薄皮が黒いピーナッツがあった。

台湾名物 黒ピーナッツ


これ、うまい!
ピーナッツの味が濃い!

実は落花生は台湾の名産とも言われるほどいろんな形で売られていたり料理店で提供されるほどポピュラー。
あとで紹介するが、市場で濃いニンニク味の珍しいピーナッツも発見。

千と千尋の神隠しの場面







さあこれから旨い物を食べに饒河街夜市へ直行です。



まず目に止まるのはこちらの店
福州世祖胡椒餅





延々と作り続けます。
こちらの胡椒餅は大変有名で美味しい。中には粗びきされた肉と小葱がぎっしり詰まっている。外はぱりぱり。中は肉肉しくて且つジューシー。
丸い窯で焼かれてアツアツをくれるのでやけどに注意です。
次から次へと売れていく。
台湾に来たら絶対に食べるべきグルメのひとつ。
後日、元祖胡椒餅も食べに行きます。




一口アワビと巻貝を頂きました。





大腸小腸です。





もち米とフランクのホットドッグ版です。
これ、日本の祭りや屋台で出したら売れると思う。


お腹も一杯になったので一日目を終了。







2017/09/27 20:19:00|寿司
ミシュラン連続獲得の名店
鮨 とかみ 新橋

ビルの階段を下りていくと知る人ぞ知る寿司の名店「とかみ」がひっそりと佇んでいる。

ネタでは店主はマグロに相当自信を持っているらしい。
お勧めを聞いたらひと言”マグロ”と答えた。
しかしここの特徴は何といっても色の濃い赤酢のシャリだと断言できる。
このシャリが素晴らしい。
見ているだけでうっとりするようなシャリだ。

今日は16貫+アルファのコースを選んだ。
まずは先付の旬のイクラ。
大変柔らかで繊細。


一貫目は白身の王道、鯛。
身がしまっていて旨い。



2貫目は新イカのげそ。
包丁の技が素晴らしく口に入れるとほろほろとほどける。


3貫目は大好き春子(カスゴ)。
鯛の稚魚だが寿司ネタにするとどうしてこんなに旨いのか?




4貫目はタイラギ(平貝)。
この繊細な包丁の技と素材の良さ!
美味!



・・・・・


5貫目 漬け。
自信のほどが伺える一品。
旨味が凝縮。
わずかに見えているシャリの色を見てください。
そして素晴らしいのは絶妙な握り方。
シャリの中に適度な空気を入れて握るからか目の前に出されると、ゆっくりと沈んでいくのがわかる。



そして6貫目の中トロ。
口の中に広がるハーモニー。
文句なしだ。



7貫目、大トロ。
腹カミの部位。
文字通りとろけるのにしつこくない。


8貫目はこはだ。
時期的に新子からこはだに移行する時期なので小さめ。
2枚付である。
珠玉の一品であった。



9貫目 海老!
正直言って今まで食べた海老はなんだったのか!?
言葉に出来ないような感動の逸品だった。
火の入れ加減が素晴らしくシャリとの相性抜群。
この海老だけを又食べに来たい。



10貫目はさわらの昆布〆。
さわらは身自体に大変味のある魚で私の大の好物。
特に冬のさわらは旨味がすごい!
さわらを昆布〆にした握りはどうしてこんなに旨味が増すのか?
日本人の素晴らしい知恵のなせる技だ。


11貫目はぶり。
包丁を入れることで美味しさをアップ。


12貫目は芸術的な煮ハマグリ。
見ているだけでため息が出そうだ。
口に入れた時の駆けめぐる芳香と絶妙な歯ごたえ。
言葉はいらない。



13貫目は秋刀魚。
口に入れて ”ん?”と思った。
脂が乗っているのに爽やか!
親方に聞いたら、アサツキのペーストと大葉を隠し味に使用との事。



14貫目はうに。
濃厚、且つ爽やかな甘みが押し寄せてくる。


15貫目は最近注目の、のどぐろ。
白身魚の王者ともいえる程、脂の乗り、旨味、上品さが押し寄せてくる。
赤酢との相性は最高。


箸休めでお椀が出た。
どうしたらこういう味が出せるんだろう?
何度もお代わりしたくなる。


16貫目は穴子。
丁寧な仕事をしているのがわかる。
文句なしに美味い。


17貫目にここの名物、マグロの突先の手巻き!
手渡しで供される。
名物だけあり、これはうまい!


最後に玉子が出る。
上はキャラメリゼしてあるが、玉子自体に弾力がある。
今まで食べた玉子とは食感が全く違う。
これは鮨の延長ではなく完全にデザートのようだ。
でも楽しい。


もう一貫食べたかったので最後に親方の勧める赤身を食べた。
やはり赤身は美味いと思う。
マグロの部位では一番味が深いと思う。



今日は本当に寿司を堪能した一日になった。
ミシュラン獲得がどうのこうのではなく、とかみの赤いシャリとネタの旨味を最大限に引き出した寿司を忘れることは出来ない。

とかみの情報はこちら







2016/10/05 11:26:00|日本蕎麦
人生最高の蕎麦
山の実 志賀竜王高原

今までの蕎麦の概念を一新させてくれる料理人。
” 素晴らしい!” の一言です。

スキー場のホテルがオフシーズン(4月末〜11月中旬頃)
のみ蕎麦の店として営業しています。
 ここは岡山の友人と一週間旅行した最後の日に旨い蕎麦を食おうと選んだ店で、9月中旬過ぎの晴れた日で空気が澄んでいたので景色もよくてすがすがしい気分で食事をすることができた。



店内はスキー客用に作られており普通の蕎麦屋の雰囲気とは違う。
でも外にテラス席もあり、雄大な景色を眺めながらゆったりと食事をすることもできる。


初めてなので店主自信作のほぼすべてを食べられる山の実セットを注文。


まず出てきたのが蕎麦の実のおかゆ
初めて食べる味。
まずは蕎麦そのものをストレートに味わってもらおうというおもてなしの一品。
蕎麦の実のほどよい食感と香りが心地よい。


次は、そばがき
このきれいな若草色!目にも鮮やか!
そして・・・何という香りと食感!
これを食べただけでここへ来た価値がある。
塩とわさびで食べる。
蕎麦特有の香りが口に入れた瞬間、鼻に抜ける。
そして素晴らしいもちもち感と素材を生かした適度なつぶつぶ感が口の中で混ざり合い言葉に表せない美味しさ!




待望の蕎麦!
この緑色を見てください。
何も混ぜていない蕎麦本来の色。
そしてこの蕎麦は生粉打ち蕎麦です。
蕎麦粉と水だけで打った十割蕎麦です。
それなのにこの極限と言っていいほどの細さ!

最初は塩を勧められたので塩とわさびを載せて食べる。
香りがふわーっと鼻に心地よく広がっていく。
そして抜群の食感。
塩で食べる場合はわさび無しのほうが旨い。
半分はきりっとしまった出汁つゆで食べる。


蕎麦好きなので名の通った蕎麦屋にもずいぶん通ったがこれ程の蕎麦を食べたことはない。
感動で震えそうな蕎麦だった。
蕎麦はこの地方の須賀川産とのこと。(福島の須賀川ではない)
何故このようなきれいな緑色が出せるのか?
後で聞いたところ、蕎麦を収穫したらすぐに冷凍するらしい。
そうすることにより、より高い蕎麦の香りや蕎麦本来の色を出すことができるらしい。

蕎麦ピッツァです。
長野県特産のエノキ茸をトッピングし蕎麦粉を混ぜ込んだピッツァ。
極薄のクリスピータイプです。
蕎麦粉の味はチーズに消されてしまったようで香りはあまりしなかったが薄くてぱりぱりして美味しかった。


ピッツァを焼いている窯です。


こちらはりんごピッツァ。
デザート感覚で私はこちらのほうがお勧めかな。
りんごの酸味と甘みがピッツァに大変マッチしている。
これは美味しい。




実はあまりに感動し忘れられない蕎麦だったので10日後に又来訪して食べた蕎麦セットをこのリンゴピッツァにした次第。

蕎麦の後に出てきたそば湯です。
そば湯はすこしどろーっとした濃い目の物。
入れ物にも凝っています。


店主と帰り際に話しをすることができた。
若い!まだ30代半ばくらいだろうか?
”素材がいいんです”と謙遜していたが、並々ならぬ技量の持ち主だという事は間違いない。
蕎麦の旨さをとことん追求している姿勢がうかがえた。こういう人がこれからの蕎麦業界を引っ張っていってくれると思うとうれしくなる。
帰るときに”死ぬ前に最低もう一度は必ず来る”と言って店を後にしたが、前述したとおり10日後にまた来てしまった。
(私の家からは200KM以上離れていて車でないと行けない)
それほど遠くても行く価値のある”最高にうまい蕎麦の店”です。

山の実です。







2016/05/01 16:52:00|寿司
仙台でうまい寿司を
北乃家

仙台にいた頃、住まいの近くでもあり、よく通ったお寿司屋さん。
中心部から離れ少し郊外にあるが穴場の店である。




ここの親方(右端)とは共通の話題があり、いつ行っても話し込んでしまい料理名はあまり覚えていない。しかもここへ行ったのは1年近く前のこと。
しかしすべての料理に工夫が凝らしてあり、いつ食べても美味しい。
まずはお通しから


茄子の煮浸しのうに載せ




稚貝の酒蒸し






海老とタケノコの天ぷら 抹茶塩で
季節を感じさせてくれて美味しい。


タコの柔らか煮
絶妙の柔らかさ。いつ食べてもうまい!


穴子と椎茸の焼き物




うにの握りはいつもこのスタイル
(イクラもこのスタイルです)


仙台沖でもいい穴子が獲れます。




これで5000円のコースです。
北乃家も4年前の大震災の時はすぐ近くの川が逆流して近所の家が飲み込まれたりして復旧に時間を要したようです。
奥様もたいへん気さくな方でこのすし屋に来るとホッとします。
静かな郊外にあり、人も味も大変いいので仙台に行ったら有名な店で堅苦しく食べるより是非お勧めします。

お店の情報はココ