食に感動・旅に感動

東京はじめ関東だけではなく私が体験した各地の誰でも 気軽に行けるような旨い店や変わった料理、食材、街で 見つけた気になる物や心に残る旅などを紹介していきます。
 
2020/07/11 18:39:00|天ぷら
時間を忘れさせてくれた素晴らしい店
天麩羅四季彩村松 上野広小路

ウィルスの影響で食べに行くのを控えていたが自粛解除になったので出来る限りの注意を払いながら天ぷらの名店、村松へ行ってきた。
予約した時から大変感じのいい応対だったが店内に入ってからも最初から当主が迎えてくれて自ずとこれからの食事が楽しいひと時になる予感大。

実は、みかわ是山居にするか村松にするか迷ったが前者は当日休みだったので以前から訪問したかったこちらにした次第。
(実はナイジェリア人のラッキーに本物の天ぷらを一度食べさせてやりたくて下見の意味合いもあった・・・よく行くアメ横からも近い)



この日の予約(昼)は私ともう一組だけ。
席は当然の事だが密にならないよう空けてある。


百合の花が白木のカウンターにマッチし静寂感と高級感が漂う。




当主の村松さんです
京都出身との事。
大学を出てすぐ料理の世界に入り京料理を極め、天麩羅の専門店へ。
大変気さくな方で食事が終わるまで話に花が咲きっぱなしです。


最初に本日の天ぷらのタネを確認させてくれます。


左上から
北軽井沢の舞茸→胡麻豆腐のあられ包み→四万十川の花茗荷→苫小牧のミニトマト→江戸前の穴子→産地を忘れたが才巻海老→栃木のアスパラ→コーン→キス→天草のハモ→北海道の釣りキンキ→琵琶湖の稚鮎→海老の頭→肥後のむらさき茄子 計13品(この他に〆のかき揚げ有り)
+お通しと小鉢


使用する揚げ油は天ぷらにはこれ以外に無いというこだわりの胡麻油。
大変軽い口当たりで、もたれないので最後まで美味しくいただけます。




塩にも当然こだわりが強く左の白いのが能登の塩、真ん中が出雲うさぎの満月藻塩(世界各国の審査員絶賛の塩)、右が沖縄の紅芋の塩
それぞれ天ぷら毎にどの塩がいいか、それとも天つゆが合うか勧めてくれます。



たっぷりの大根おろし
これだけでも美味しい。
大根おろしを美味しくする擦り方も教えてくれます。
無くなるとすぐに追加してくれます。


まずお通しから頂きます


あなごのふっくら柔らか白煮の上に京ゆば、そしてその上にジュレ
京料理出身料理長の逸品!
3つの食材と味が口中でふわっと混ざり合う。
こういう上品な日本料理を頂くと無上の幸せを感じる。


さあ、てんぷらのはじまりです。


海老の頭の素揚げ
カラッと揚がっていてサクサク
噛む音が楽しい。
海老が踊っている


才巻海老
このくらいの大きさが一番美味いという。
天ぷらの王道である。


胡麻豆腐のあられ揚げ


かわいらしくて珠玉の一品です。


何というクリーミーさ!口の中でとろけてゆく。
ほかの食材に例えたくはないが、あえて言うならフグの白子のよう。
料理長曰く、丁寧に丁寧に胡麻と豆腐を擦って裏ごしを繰り返すとの事
職人の技!


肥後のむらさき茄子


長さは25p位、太さも6〜7pある。
普通なら大きすぎて味は?と思いがちだが絶品である。


噛んだ瞬間にとろけてなくなります。
大げさでなく、これほどの柔らかな茄子は他に無いのではないか?と思わせる感動に値する一品でした。


初夏のキス


魚が好きな私としては最高の食材です。
梅雨から夏に向かう時期に獲れるキスは脂も乗って旨い。


この舞茸が又素晴らしい
北軽井沢産でシコシコで味が濃い。サクサクの食感で抜群


揚がり具合が抜群なので後を引く美味しさ!
それにしても軽い!
素晴らしい胡麻油と名人の腕


そして天ぷらの主役の一つ、アナゴ


脂の乗った穴子だがそれを感じさせない絶妙な揚げ方
大好きな穴子は名料理人の腕にかかるとひときわ光り輝く。


一つは初めからおろしと抹茶塩を乗せて供されるのでそのままで頂く。
口の中をリフレッシュしてくれてまた別の味わいを楽しめる。


待っていた小鉢が供されました。
アワビと京都の水菜の肝和え


柔らかく柔らかく炊かれた鮑に肝を乗せて口に運ぶ。
アワビはどうしてこうも人を引き付けるのか?
噛む度に幸せのひと時でいっぱいになる。


栃木のアスパラ
みずみずしい!


太めのアスパラがカラッと揚がってうまい!
太いアスパラは身が濃い。


夏の風物詩・・・ハモの梅肉のせ


身がふわっとした鱧を梅肉と共に頬張る。
夏を感じる逸品である。


体長の長い魚は押しなべて旨い。
ハモしかり、太刀魚しかり、穴子しかり、ウナギしかりだ。


こだわりの四万十川の花茗荷


料理長のこだわりがそこかしこに垣間見えて嬉しくなる。
その季節の最高の食材を我々に供してくれる。
これ程の贅沢はないだろう。


本日の極めつけ!
稚鮎!!!


見てください!
芸術品である。
ため息が出てしまう。


このままどこかに飾っておきたくなる。
脇を固めている葉物は蓼(たで)
あの”蓼食う虫も好き好き”の蓼である。(蓼の葉は辛い)
アユと蓼は相性が良いらしく必ずと言って良いほどこの二つは付き物である。


この姿!泳いでいるとしか思えない。
手を付けずこのまましばし眺めていたい。
ここまで来ると芸術家と言っても過言ではないであろう。


鮎独特のほのかな苦みと若アユの身肉の旨味が咀嚼するたびに口いっぱいに広がっていく。
私の中では本日一番の盛り上がりであった。


釣りキンキ(吉次)


脂が乗り最高にうまい魚の一つ
キンキの天ぷらは初めての経験
ふわ〜っ、じゅわ〜っ


コーンを紙に包んで手渡しで


コーンの甘みが最大に引き出されている。
美味い。
遊び心も楽しい。


二度目の海老です。
おそらく海老という食材が無かったら天ぷら屋さんは成り立たないだろう。
文句なしに美味い。


ミニトマト


このトマトは侮るなかれです。
苫小牧産でプロの仲間内では最高ランクの位置づけで入荷迄3カ月待ちとの事
トマトは熱を加えるとどうしてこれ程旨味が増すのだろう?
糖度12%というミニトマトとしては一番の甘みと酸味が最高の味を醸し出している。


最後の〆に天丼もしくは天茶が選べます。
迷わず天茶です。


以前、こちらも天麩羅の名店の深町(人形町)で〆に天茶を初めて食べたがそれ以来天茶のファンになりました。


海老と帆立(だったかな?)のかき揚げ


その上からほうじ茶をかけた天茶です。
(深町で食べた天茶はだし汁でした)


ほうじ茶をかけた天茶も旨い。
ほうじ茶の香りをかぎながらわさびを入れてさっぱりといただきます。


最後にデザート
メロンはどうですか?と聞かれたが私はメロンが苦手なので抹茶アイスにしてもらいました。


かわいい妻楊枝


お昼の食事の基本コースは5,000円と7,000円ですがせっかくなのでお勧めの食材と小鉢を足してもらい12,000円(実際支払ったのはは11,990円)でお願いしました。
ふと,時間を見たら13:30分!
11:30分の開始から2時間が立っていました。
時間を忘れさせてくれる程、素晴らしい食事と会話と雰囲気を楽しませてもらいました。
会計を済ませて外に出ようとしたら当主とお嬢さんと思われる方が見送りに来られ最後まで素晴らしいひと時を与えてくれた村松に感謝の気持ちでいっぱいの一日でした。
私のブログを見て食べたい!と思った方は是非訪問することをお勧めします。
必ずや満足以上の物が得られます。

この後立ち寄ったコレド室町テラスと渋谷での買い物は次回に。

村松の情報はココ







2020/03/29 11:28:22|その他
大満足の蕎麦屋さんを発見
雄翔 北坂戸

こんな近くに美味しいお蕎麦屋さんがあるとは全く気づかなかった。
2年前に開店したとの事





入った瞬間、いい意味で驚きました。
店内は一般的なお蕎麦屋さんと違って凝ったインテリアで大変おしゃれ


ボリュームを抑えたBGMが流れて居心地のよさそうな空間


まだ詳しくは聞いていないが穏やかそうな板長さんは日本料理出身のようです。
夜はお酒を飲みながらゆっくり時間を過ごせそうなメニューも取り揃えている。
またこの反対側には小上がりの畳の部屋もあり個室としても使えるようです。


初訪問時に注文したのは大海老天重膳




今日のお蕎麦は茨城の神田山産の秋蕎麦との事


蕎麦は星は見えないが角が立っている。
少し濃い目のそばつゆに付けてすする。
大変旨い!
このつゆがまた濃い目だが大変旨い。


この海老が素晴らしかった。
海老の鮮度と処理の仕方が”さすが職人芸”と思わせる出来栄えでプリップリ
海老の天ぷらでこれ程の物を食べることができるとはちょっとした驚きである。
しかもお蕎麦屋さんで。


蕎麦豆腐
ねっとりとした食感と旨味




2回目の訪問で注文した"蕎麦御膳”(土日限定です)


蕎麦の他に天ぷら、刺身、蕎麦豆腐、ふきのとう味噌が小鉢についた一口ご飯そしてデザートにイチゴのムースと非常に彩りの良い御膳です。
これで1,350円。


マグロも新鮮でした。


こちらの海老天は小ぶり


蕗のとう味噌が美味しかった。


前回食べて美味しかったので蕎麦は大盛りで。


イチゴのムース(ババロアかも?)


苺のいいにおいと爽やかな香りが鼻をくすぐり大変美味しかった。

大変満足のいくセットでした。

3週連続で訪問しました。
今回は蕎麦を堪能したかったので
雄翔蕎麦の特盛と大海老の天ぷら

大海老は相変わらずプリップリで素晴らしい仕上がり。


雄翔蕎麦は普通盛り以外に大盛り、特盛、贅沢盛りがあります。
今回注文した特盛は220gでした。
(贅沢盛りは320g)
蕎麦好きにはうれしいメニューです。
しかも雄翔蕎麦にはわさびが一本付いてくる。


そして初回から気になっていた出汁巻き卵


甘さを抑えた上品な仕上がり
こういう物を食べると造り手の腕がわかる一品


大根おろしを付けて


3週間で4回行きましたが自信を持ってお勧めできる店です。
これからも通い続ける店になりそうです。
美味しい店なのに、おそらくまだあまり知られていないと思う。
蕎麦と大海老天は絶品です。
坂戸にはもう一軒美味しい蕎麦屋の蕎菜庵(私のブログで紹介済)という店があるが、そこと肩を並べるくらい美味しいお蕎麦屋さんです。
是非一度訪問されてはどうですか?
雄翔の情報です。







2019/12/23 17:20:00|中華料理
芸術品!北京黒酢酢豚
★ここの黒酢酢豚を食べずして酢豚は語れない!
蘭蘭 池袋




ここは中国人が経営する中国料理店


こちらは牛スジ土鍋煮込み


土鍋で煮込まれているので熱々

柔らかく煮込まれた牛スジがこれでもかという位入っています。




これぞ本場の黒酢酢豚!


ご覧の通り絵画のような美しさ




タレがすごい!
固まる寸前で火を止める。
プロにしかできない技!


黒酢の濃厚なタレが豚肉に絡み合う
脂身は一切使っていない


具材は豚肉の他は長いものみ


甘酸っぱくて濃厚且つ芳醇な、まったりコッテリしたタレを創り出す名人の技に唸る。


柔らかくてとろけるようなかたまり肉と軽く揚げたぶつ切りの長芋
この取り合わせが素晴らしい。


とにかく美味この上ない!!!
この北京黒酢酢豚は自信を持ってお勧めする料理です。
私のブログをご覧の皆さん!
一度是非足を運んでほしい。
酢豚の概念がくつがえされますよ。
それほどの超絶品です。
(ただし、黒酢酢豚以外の料理は残念ながら普通です)



蘭蘭の情報です

今日は久しぶりで築地まで足を伸ばしました。
木村屋築地本店のパン(築地本願寺の正面にあります)


ここは牛スジカレーパンがとくに有名




牛スジ玉ねぎカレーがたっぷり・・・と思ったがそれほどたっぷりには入っていなかったので少し残念(味はうまい)


いろんなセットがある




玉子たっぷりサンド




カレーが別になったセットもある


日本橋に台湾の誠品生活(書店)が進出したので行ってきました。
(台湾で買い物をするなら誠品生活なら確かな品質のものが買える)
タピオカミルクティーがあったので購入。


台湾ラー油


XO醤

品揃えはまだ少ないが徐々に台湾名産品が並ぶと思う。
(室町テラスの2階にあります)

どうしても食べたかった弁松総本店の弁当
日本橋三越に寄り道して購入


並六です


美味しいですよ。
次回はナイジェリア人のラッキーが最近、刀削麺にはまっているので関連記事を近々投稿予定です。







2019/11/11 6:06:35|中華料理
ああ素晴らしきフカヒレのステーキ!
 横浜〜恵比寿へ

今日は私にしては珍しく、複数人での食べ歩きです。
お昼は私のお勧めの雲吞の店「賢記」
馬車道駅から徒歩5分位です。


中国も台湾も野菜を茹でてタレをかける食べ方が多い。
これが旨いんです。
レタスの特製ダレ掛け


海老春巻き
中身は海老だけです。
プリップリで美味。
日比谷にあるティムホーワンの海老春巻きもすごく美味かったが賢記のもすごくおいしい。
中華の春巻きの皮は湯葉が美味
こちらも湯葉


皿ワンタン3種盛り
海老と海老シュウマイと肉野菜だったと思う。


前回来た時は醤油味にしてしまったので今日は迷うことなく塩味で。
香港海老ワンタンメンです。


でかい海老が惜しげもなく使われている。
このワンタンのヒダヒダが付いた皮があってこそワンタンが芸術品になる。


限りなく細い香港麺です。
この麺が食べられる店が近くにあったら週2回くらいは通いたくなるほど大好きな美味しい麺
スープも醤油味より塩味の方が格段に勝っている。
コクが断然違う。


プリップリの海老!
海老の素材を最高の状態にまで引き出している。
そしてこの歯ごたえの良さ!


デザート


美味しい麺の次は近くの中華街をぶらぶら。
一緒に行った2人にどうしても食べさせたかったので王府井2号店に向かい胡椒餅を注文
(本店はめちゃくちゃ混んでいるので2号店がお勧め。こちらは並ばずにOK)


3日前に淡水で食べた胡椒餅に比べることは出来ないがこの店の胡椒餅も十分旨い。


ざく切りの肉がゴロゴロ
逆さにしているわけは肉汁がこぼれないようにする為


相変わらず中華街は人・人・人
年末のアメ横並みだ。



台湾で食べるまでは気にも止めなかったがフルーツキャンディがあったので購入
トマト飴はないか? 聞いたらイチゴしかないとの事
他にも同じような店が通りに何店かあるが、どの店もイチゴ飴だけ。
いちごはいちごで美味しいがトマト飴に比べるとジューシーさが数段劣る。
どうしてジューシー感たっぷりのトマト飴を売らないのか理由がわからない。


中華街を出て横浜赤レンガ倉庫へ
近くの広場で海上自衛隊がバザーをやっていた。
その中に海上自衛隊が誇る艦船の来年のカレンダーがあったので一つ購入


我が国が誇る帝国海軍の末裔の勇姿


途中、ワールドポーターズに寄ってレストラン兼カフェで休憩し、のどを潤す。

さあ夕飯を食べに恵比寿へ行きましょう。
今宵のメイン【マサズキッチン】
ミシュランにも選ばれている中華の名店です。
ここが私の心をとらえて離さない素晴らしい店でした。


地下一階にあるので通りからはちょっとわかりにくい。
でも地上部分が吹き抜けになっているので店内を明るく照らし出している。



キッチンもオープンなのでカウンターに座れば調理の風景が手に取るようにわかる。
オーナーシェフも奥に見えます。
大変気さくな方のようです。
”写真撮ってもいいよ”と自ら声をかけてくれました。


係りの方達も明るくて料理人との一体感が伝わってきます。
肩ひじ張らない大変居心地の良い店です。


個室もある。


本日は初めての訪問なので基本の8000円の料理コースで予約済


まず青島ビールで乾杯
歩き疲れたので冷たいビールが旨い!


コースの始まりです。
まず始めに出てきたのが
「貝柱と沖アミの自家製XO醤」
最初からもろに中国を感じる。
これも演出でしょう。


そして前菜6種
見た目にも美しい!


手前左から
「椎茸とジャコの醤油炒め」
椎茸の素材を充分生かしながらうまみのある中国醤油を絡めてジャコと共に。
椎茸のシコシコ感としっとり感のジャコが合わさって美味


「秋刀魚の南蛮漬け」
これから登場する中華の前菜として最適
口の中さっぱり


「フォアグラのフリット」
外はカリッ、中のフォアグラの濃厚な旨味が口の中いっぱいに広がり、いつまでも余韻の残るフォアグラの芳香をしばし楽しむ。
特筆すべき逸品である。


「蛸の中華風マリネ」
シコシコの蛸。噛む度に素材の美味さがあふれだしてくる。


「自家製チャーシュー」
柔らかなのにしっかりした肉質


この店自慢の「ピータン豆腐」
画像を見ただけで味が伝わりそうな一品
胡麻の香りと共に濃厚且つ芳醇さがひときわ際立つタレが一体となって口一杯に広がる。
非常に美味。


メインの一つ「松茸の春巻き」




外側のカリッとした皮を真ん中から割ると・・・


松茸のあの幸せな香りがぷ〜んと内にも外にも広がっていく。
これは美味しい!
松茸の香りが濃い。
松茸の香りが逃げていかないようにしばらく口を閉じていたい。
絶品!


ついに来ました!!!
この姿をご覧あれ!
本日のフカヒレ料理
珍しい!!
「フカヒレのステーキ!!!」


一般的なフカヒレ煮込み料理かステーキを選べるが係りの人もお勧めのステーキで。
煮込み料理は何度も食べたがステーキは初めてだ。
期待が高まる。


この姿をしばらく崩さずに見ていたい。


フカヒレの煮込み料理は中国文化が生みだした世界遺産に数えられるべき料理方法だと常々思っている
でもやはり出来立てを食べなきゃね♪


外側はカリッとステーキに、内側は限りなくトロトロに
今までに食べたことが無い素晴らしき食感!


これ程の幸せ感が他にあるだろうか?と思わせるほど超が付く逸品!
フカヒレの持つ独特の食感とステーキという独創的な演出、そして中華の名人が醸し出す芸術品のような舌にまとわりつく濃厚且つ繊細なタレが一体となって口の中を駆けめぐる!
感動以外の言葉が出ない!
この料理が8000円のコースで食べられるとは!驚きのひと言です。
これだけを食べに必ず再訪したい。
(お昼もコースをやっています)


次の料理は酢豚ですとウエイターが言ったので”まだ出てくるの?”と聞き返しました。
少しお腹がきつくなり始めている。
「黒酢酢豚」


ひれ肉を使っているので肉は柔らかく、タレは旨味の詰まった黒酢と絡まって何とも言えずうまい!


余談ながら黒酢酢豚は池袋にある蘭蘭のものが素晴らしいと思っている。
(おそらく私の知っている限りトップに値する美味しさ。近々行く予定)

ペコロスと豚バラ肉の蒸しスープ
2時間以上煮込んであるので熱々・トロトロ
2つの素材から抽出されたスープが美味しい。
身体全体に沁みわたっていく。


本日の麺
もうお腹いっぱいなので小丼にしてもらいました。
汁なしタンタンメン(パクチー入り)




こちらは温かいタンタンメン麺


中国茶が旨い
胃袋を洗浄してくれる。


予約の際に伝えるとこういう演出もしてくれます。
(文字はチョコレート)


オーギョーチ(ゼリー)


ジャスミンティのアイス


杏仁豆腐


素晴らしい夜を過ごさせていただきました。
マサズキッチンのオーナーシェフをはじめ料理人の卓越した技と演出、そして店の方のおもてなしの心がストレートに伝わってきて私にとって心に残る素晴らしい店となりました。
私のブログのタイトル通り「食に感動」です。

マサズキッチンの情報はココ







2019/11/03 9:45:30|
2019台湾最終日
台北で最終日のグルメ

夕方の便で帰国するのでホテルをチェックアウトしてロッカーにスーツケースを預けて最初に向かったのは昨年来てすごく気に入ったので必ずまた来ようと思っていたココ
「南門市場」です。


ここは絶対行くべき超お勧めの市場です。
2階にはフードコートもあります。

旨そうな総菜が所狭しと並べられている。


私が来たのは10時頃だったのでそれほど人はいませんでしたが早朝は地元の人達で大変にぎわいます。


ご存知のように台湾の一般的家庭では自宅で食事は作らず外へ買い出しに行くか外食がほとんど。
だからこういう惣菜が飛ぶように売れていく。


ここは乾燥させた肉やソーセージをメインに取り扱っている大連


真空パックされている味付きバラ肉を日本へ持って帰れるか聞いたら、やはり駄目とのこと。
買ったら台湾国内で食べるしかない。
残念でしょうがない。
のどから手が出そうな程食べたい惣菜や食材が市場一杯にあふれている。
心が残ってしょうがない。
いつかアパートでも借りて好きな食材や総菜を買ってきて食べたいと思っている。



南門市場はあらゆる産地の肉粽を取り扱っている事でも有名。
その一つがここ
「立家湖州粽」


自家製の肉粽を毎日作っている。
右側にいる人が店主で、よくテレビで紹介されている。


何種類もの粽が並んでいる。




夕方空港のロビーで食べようと思い一つだけ購入
(一つでも日本で売っている粽の2倍以上)
中でも一番食べたい”干貝鮮肉粽“を購入
夕方空港でチェックインしてセキュリティチェックを通過してから待合室で食べました。


帆立貝柱と味の浸みた肉がもち米に包まれて食べてもらう時を待っていました。


立夏の粽はうまい!
もちもちした絶妙の味付けのもち米、そして柔らかな肉と干し貝柱の香りが口の中に広がっていく。
しかも日本で市販されている粽はほとんどが添加物を使っているがここでは添加物は使っていないから嬉しい。
是非皆さんも南門市場に行ったら立夏で肉粽を買って食べてみてください。
満足すること請け合います。
(他にも粽を扱っている店がたくさんあります)

お昼はここ!
「阿義魯肉飯」
日本にいる時から必ず来ようと思っていた店です。


ここは華西街夜市の長いアーケードの中にあります。
アーケード門を入って200m位歩いたろうか?
夜市ですが昼近くからやっています。
念願のルーローハンの店


店先では具材がぐつぐつと煮込まれていた。


内用(ネイヨン)と言って店の中のテーブルに座り注文票にテーブル番号とメニューを書いて渡します。


蚵仔魯肉蓋飯
牡蠣が数えられないほど無数に乗っかっている


プリップリの牡蠣!牡蠣!牡蠣!


実はこの牡蠣の下に魯肉が隠れているのです。
メニューの蚵仔魯肉蓋飯とは文字通り魯肉飯の上を牡蠣で蓋をしている食べ物という意味
このような魯肉飯はあまり見たことがない。


牡蠣と魯肉とご飯を掻っ込む。
ぜいたく!!!うまい!!!

虱目魚肚(サバヒー)の煮魚


一度食べたかった魚です。
アジアの大衆魚という事で台湾やフィリピンでは国民食らしい。


淡白で癖が無い白身魚
でも養殖魚なので脂が乗っています。


今回は煮魚を食べたがスープに入っている物やカラッと揚げたものや焼き魚などもある。


高麗菜の炒め物
味付けが薄味なので付け合わせには最適


帰り道、すぐ近くに台南
担仔麺の店があった。
ここは店内が宮殿のように豪奢で殿様気分で食事を楽しめるらしい。。
台南担仔麺は以前から食べたい物の一つだったので今度こちらへ来たときは是非寄りたいと思っている。

華西街夜市は龍山寺から近いので本当は胡椒餅の名店の福州元祖胡椒餅に寄りたかったがお腹の具合で断念し西門町へ

西門紅樓
(日本の統治時代に建てられた)


一階及び二階にはデザイナーの作品コーナーや他では売っていないような商品が置いてありショッピングが楽しめます。


荷物を預けたロッカーがある駅まで戻りそろそろ買い忘れた土産でも買おうかなと思いスーパー頂好超市へ
極細の麺やメンマ等を購入
注意:賞味期限が表示してあるが、注意することは商品によっては西暦ではなく台湾暦で表示している場合がある事。台湾暦は西暦より1911年若い数字です。現在は西暦2019なので台湾暦だと108(表記は08)となるので注意

買い物を済ませて松山空港へ
(桃園国際空港を利用するとほとんどが発着共に成田になってしまうので不便)

どうしてもワンタンメンが食べたかったのでセキュリティチェックを終え粽を食べ終えてから搭乗口近くに行ったら中華料理店があったので味見感覚で食べました。
失敗です。
麺が柔らかくて美味しくなかったので残しました。


搭乗口のそばでひときわ目立ったのでパチリ。


今回の台湾旅行は高雄の芸術特区以外は食べ物に特化した旅行でした。
次回はもう少し台湾の知られざる良きところを訪ねる旅にしたいが・・・?

台湾料理(中華)で少し食傷気味になっているが、実は台湾に行く前から翌々日は友人と3人で中華の名店を訪ねる会を私が企画していたので又中華である。
しかし!これが素晴らしい店でした。
次回はココを中心に紹介します。