風を感じて・・・・

年を取る
生きていれば、誰もが経験する
それでいて、誰もが未経験の世界
なってみないとわからない

だから“年寄り”の本音はわからない
「ありがとう」
「おいしい」
「たのしい」・・・・て、ホント？

ある高齢者施設での夏祭り
初めてボランティア参加
大勢のスタッフとボランティア、家族の皆さんで
毎年盛大に行っているそう・・・・
沢山のご馳走、太鼓、お神輿、ゲーム、盆踊り、花火
賑やかな時間
車いすで参加する方、介助されながら参加する方

季節ごとの行事
準備も大変なことだろう
若い元気なスタッフ達
祭りは賑やかに、テキパキと・・・・・

「ここは賑やかねぇ〜、神社？」と聞かれた
「いいえ、違いますよ」
「そう〜、賑やかねぇ〜、ここは神社？」
何度も繰り返す会話に付き合う

夏祭り、盆踊り
日本中、どこでも行われる行事
神様、ご先祖様
地域で、家族で守られ、引き継がれ・・・・・

日本人はイベントが好き！
行事も儀式も“イベント”にしちゃう？
みんなでワイワイ楽しいパーティー！
日本人にとっての夏祭り盆踊りは、
誰もが、思い出一杯じゃないかな？

静かに座って参加のお年寄りの方々
考えていたのは何？
思い出していたのは何？

調度、その日は入間川の七夕祭り
私には、思い出がたくさん
遠くで、音だけ聞こえる花火

思い出が一杯の
夏休み、夏祭り・・・・・

本には“出逢う”と感じる時がある

6月、オーストラリアで知り合ったMiwaさんから
絵本「ロージーのお散歩」を送って欲しいとのことで
本屋さんへ行った時のこと
残念ながら、その本はなかったけれど・・・・


「ちいさなあなたへ Someday」が・・・・

『いつだったか、新聞の本の紹介で見たなあ〜』と思った
そして、
『今だから、見つけた！』と思った

1ページ目から・・・・ウルウル
最後まで読んで

娘の為に、そして私の本として
二冊買った

帰って読んで、また涙

直ぐに娘に送った

今の娘にはピン！と来るものではないかもしれない

でも、いつの日か
娘が私の“今”と同じ状況になった時

きっと、
わかってくれるのではないかしら？

それでいいと、思う

私が母から、受け継いだものは、何だろう？
私から娘に何かを伝えられたのだろうか？

遠く離れて暮らす娘を想うと、とても切ない・・・

おっと！

SKYPEが、ピンポ〜ン・ピンポ〜ン

「何しているの〜？」

直ぐそこにいるかのように・・・・
パソコンの画面一杯に可愛い孫の顔

なんという、文明の利器！

ちょっと時期外れ・・・・・？

初めての柏餅作り

柏の葉っぱは、きまぐれ会のOさん宅のもの
郷土の料理や風習をいつも教えてくれるだけでなく
必要な物を調達してくれる！

先ずは、一晩水にさらした柏の葉っぱ
殺菌と、アク抜きの為湯通し

あとは、以前に経験済みの草もちの要領で・・・・

上新粉、アツアツを“でっちる”（入間弁）

蒸した上新粉をでっちり、形にしてもう一度蒸す方法と
形にしてから蒸す方法
どちらも、柏の葉っぱで巻いて蒸すと
いい香り〜

試食には、Nさんが、揖保の糸を用意して下さった。
いつも、いつも、もう一品を用意して下さる
そして美味しい中村園のお茶も！

胡瓜を薄くスライスして、手作り味噌と胡麻がタップリ入った
胡瓜もみを“かて”として作ってくださった

それと、お取り寄せの酢をかけたトマト
絶品

Uさんからは、夕張メロン

H子さんからは、手作りシソジュース

なんてなんて豪華な、調理実習

今日の費用は300円


最後に落ちが・・・・・・

楽しみに持ち帰った柏餅

父が一人で全部パクリパクリ

あ〜なんてこと
云っちゃいけないと思いつつ・・・・・
「何で食べちゃうの、子供じゃあるまいし！」

小さくなった父の背中
後ろを向いて、何も言わない

夕方、冷蔵庫にパックに入った柏餅が・・・・

『そうじゃないんだよ、お父さん』

冷たく冷えた柏餅
これを母にあげましょか

チーン！

入間市サイオスに新しくカルチャー教室
　　サマンサクラブが出来ました！


そこでの有料体験

初めは「つるし雛」の講座での

ちりめんの男女の人形

一体作るだけで時間一杯！

家で、チクチク・・・・・で完成！

可愛い可愛い、Ellaちゃんに送りました！


もう一つは、パーチメントクラフト
これは4回目（？）

今回は、ようやくスムーズに針が打てたような・・・・・？

夏にぴったり、涼しげなカード



素敵な先生の作品にホレボレ・・・・

私も一年掛けて、Ellaちゃんに何か作ってあげようと奮起！
入会しました！！


勿論、Ellaちゃんへのこんな素敵なアルバムを頂いたからではありません（笑い）

毎回素敵な作品を見せていただいて、
『いつか私も孫の為・・・・』と・・・

　孫想い 老眼掛けて 針を持ち　　　Ella-baba

オーストラリア、メルボルン郊外sunburyの柳

オーストラリアは、暖かいというイメージ?
でも、南のこの地は四季があり
日本とは反対の季節

初冬の5月、友人と散歩中
大きな柳の木が黄色く色づいていた
柳と言えば、日本では街路樹
今は無くなってしまったけれど近所では
夏の盛りの頃毎年バッサバッサと切られてた
『これじゃあ、幽霊も蛙も似合わない』と思ったもの

友人は、池坊のお稽古を受けている
黄色くなった柳の大木を前に
「綺麗！写メ撮ろう！」と「正面は・・・」と
アッチからコッチから眺めるので、
「自然界でも正面あるの？」と聞くと
「もちろんよ！」とキッパリ！
「そうか、絵を描くとしたら・・・どの位置かね？」と私
他のユーカリの木と見比べたり
二人でしばし木の鑑賞、
長い付き合い故、思う事は一緒！

『若く瑞々しい時は過ぎ去った』と自覚
『まだまだイケル』と錯覚

枯れた木に 我が身を重ね 大笑い

花は紅ならずとも・・・・
　　実を結びて命を繋ぐ

女はハハに、やがてはババに・・・・