最近ルーフやボンネットの塗装がはがれて・・・・・・ というお問い合わせが増えてきてます。 只、掛かる費用で修理をあきらめてしまう方もいらっしゃいます。そこで、そんな塗装劣化修理にかかる手間を紹介し、すこしでも理解しやすいように一部の説明をします。
塗装劣化部分の深部まで広範囲を粗目番手やすりで研磨します。場合によっては鉄板まで研ぎこまなければならないケースもあります。この作業を簡単に済ませてしまうと後々ひどい事になってしまうからです。
ルーフ全体を研磨の後は上塗り塗装の下地を作る為にサフェーサーで全体を塗装。下地塗装は、例えばかさぶたのように蓋の役割にもなります。この状態で強制乾燥と自然乾燥に最低約4〜5日間の時間を取ります。その後また細目やすりで入念に研磨し、いよいよ塗装作業にはいっていきます。
塗装作業の前に1台1台ボディ色に合わせ調色します。カラー番号が同じでも車種、製造年式、製造工場、車の駐車環境等で同じ色具合のものは1台として有りません。ですから結構時間を要します。次にようやく上塗り塗装になります。
仕上げにポリッシュで磨き上げ、これで完成です。このように結構手間と時間が掛かります。テキトーな仕事で済ませれば、半年もしないうちに塗装表面がひどい事になってしまいます。この作業手順を少しでも理解してもらい大切な愛車を1台でも多くキレイなルーフとボンネットによみがえらせてあげたいな〜と思います。きっとドライブにも出掛けたくなりますよ。 |