大切にしたいふるさとの食文化はありますか。
子ども大学らんざんの最終日が行われ、テーマは「めんこ61」でした。
「めんこ」とは嵐山町を含む県北地域の方言で「うどん」のこと。 かつてはどの家庭でも「めんこ」は食べられていました。 しかし、原料となる農林61号という品種の小麦が作られなくなり、その食文化を知る人も少なくなってしまいました。 嵐山町伝統の味「めんこ」を残したいと昨年から始まったのが「めんこ61プロジェクト」です。
子ども大学らんざんでも、こどもたちに地域の食文化「めんこ」を知ってもらおうと取り上げることにしました。 参加をしたのは、小学校4年生から6年生の児童22人。 講師を務めるのは、嵐山町農産物直売所に隣接する味菜工房の皆さんです。 味菜工房では、今年の2月より「めんこ61」を提供しています。
子どもたちはめんこを打ち茹でる作業を体験しました。 多くの子どもたちにとってめんこを打つ作業は初めての体験です。
慣れない作業に戸惑いながらも、講師や仲間と協力をしてめんこを完成させていました。 めんこを打ち終わると続いて茹でる作業に取り掛かります。 10分ほどゆでためんこは、冷たい水で冷やして絞めていきました。
ゆでたてのめんこは、特製の肉汁でいただきました。 子どもたちは、自分たちが作っためんこを満足そうに食べていました。 |