「関心領域」より怖い映画。、と思いました。ありそうな話だから・・・・。
主人公のカメラマンや記者、報道の人間は「Press」という肩書だけで、何でもかんでも写していく。まあ、それが仕事なんでしょうけど、実に安っぽい正義が語られて、その正義とやらも通用しない世界にどんどん入り込んでしまう、というお話。主人公が所属している報道会社もよく分からんし(フリーなんでしょうか?)、ましてや、バンバン銃を撃ち合ってる連中が敵なんだか味方なんだか、どっちがどっちなのかも不明。で、そこらじゅうでリンチだの虐殺だのが起きている。一方で、全然通常運転の街も。とにかく「戦争」を排除して秩序を保とう、という人達ですね。
アメリカって国は一見「自由」だなんだと言ってますけど、実はめっちゃ法律がうるさくて、結構がんじがらめらしい。そりゃそうで、移民国家だから価値観もバラバラ、法律で何でもかんでも決めておかないと即秩序が崩壊する、という危機感は行政側にはあると思う。しかも銃社会。小規模のリンチだなんだは、多分毎日起きているわけで。そういう国が不安定になるとこうなりまっせ、という実況中継を見せられた感じです。銃規制なんか、却っておっかないよねえ、下手にそういう連中を規制したら、本当にこんな事くらい起きかねない、のでは。
映画の中では、なーぜ各州が政府にたてついたのか、等々、戦争に至った原因が全く語られない。ので、余計に怖いんです。最終的にはホワイトハウスがぼこぼこにされるんですけど、あーこの後核のボタンとか、誰が管理するんだよ~~、とびびってました。政府を倒せ!はいいけど、その後の統治を誰も考えてなさげで。
やだなあ、本当に起きそうで。
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