シネマ日乗

入間アイポットのユナイテッド・シネマ入間で観た映画の感想が中心になります(多分)。 ネタバレになってしまう可能性も・・・・・・。 その辺、ご留意ください。
 
2018/07/15 22:30:00|映画 あ行
女と男の観覧車
 ウディ・アレンの映画をアイポットで観れるとは~~。と、ワクワクしつつ。

 人って誰しもいたわってもらいたい、大事にされたい、って思うじゃない、けど、人をいたわったり、大事にする、って、余裕がないとできない。そういう人達のお話です。ケイト・ウインスレットさんを観るのは久しぶりなんですが、非常に厄介な中年女で、なんかこう、女の嫌なとこをてんこ盛りに見せられた気分。あーあ。

 この映画は、ライティングや色彩設計がうまいです。最初、日に焼けた風の赤っぽい絵で、そういうレトロ風にするのは映画の時制が1950年代だから。それが時に青白くなったり、冷たい色調になったり、そうやって、登場人物の機微を見せるわけですね。ウディ・アレン、やっぱ監督として超一流だと思う。好きにはなれない映画だったけど。登場人物が絞られているので、この話は舞台向きかも知れません。

 うーん、ウディ・アレンさん、かつてミア・ファローと別れちゃって、他の子とくっついたじゃん、すごい年齢差でしたよねえ。もしかして、結婚生活、うまくいってないの?と、つい心配になってしまいました。そういう話だからさ。だーれも救われないラスト。それでいいの?

 公式サイトでアレンの映画、何が好き?という投票をやっていたようです。私が好きなのは、なんったって「世界中がアイ・ラブ・ユー」ですよ~~。幸せな映画だったなー。で、その映画で出てきた「ボラボラ島」、この映画でも出てくるし。ボラボラ島ってそんなにいい場所なの?分から~ん。

公式サイト  

P.S  個人的には、ケイト・ウインスレットさんよりか、ハンプティ役のジム・ベルーシにビックリしました。ええ~~!!という変貌ぶり。。。。「K9」とか好きだったからさあ。ただ、ウディ・アレン映画に出演=役者としての進展を感じます。ハンプティさんはかなり難しい役だと思うので。