雪が降ると見慣れた景色が一変しますね。
積もる雪を見ながら1年前に大地に雪を降らせる「ホレおばさん」のお話を、アントロポゾフィーの小さな勉強会で読んだことを思い出しました。
このときはじっくり時間をかけて楽しみながらお話の流れを読み解きましたが、びっくりするほどの重要なヒントが子供の大好きな昔話の中に隠されていました。その中でも「思考の糸を紡ぐ」という言葉はひとつの大切なキーワードになりました。
日常に生きることだけに忙しい現代の私たちが、非日常の世界に入り込むには思考の糸を紡ぐ練習が欠かせません。しかし実際に思考の糸を紡ぐといっても、「何をどう考えるか」も皆目見当がつきません。そんな中で私の場合は「他者のためにできることを考える」といことがその糸を紡ぐ結果となりました。
この言葉は数年前にオイリュトミーの先生から頂いた年賀状に書かれていた言葉です。頭の片隅にいつもこの言葉を置いておくと不思議と今までの自分とは違った視点で物事を考えられるようになるのです。