ハワイでロングステェイを始めたのは今から7年前の2012年に12月である。その4年後の2015年にロングステェイを行った時に、毎週木曜日12時30分から1時間、ホノルルのマキキ聖城キリスト教会で101年もの長い歴史がある木曜午餐会という講演会が開催されていることを知った。講師と演題は毎回変わり「一生青春、一生勉強」を目標にし、毎週60人前後の日本人が聴講に来ている。ハワイ在住の方々をはじめ、興味ある方なら誰でもこの講演会に参加できる。一応、木曜午餐会という会員形式をとっているので、ハワイ在住の会員は年会費20ドルを払い、この木曜午餐会の講演を聴きにきている。一方、我々夫婦のように臨時に参加する人は、その都度2ドル払うと聴講できる。会員の平均年齢は80歳ぐらいと言われ、知的で元気な超高齢者が多い集まりである。 講演は、日常生活に関する実用的な話しはもちろんだが、政治、経済、芸術、文化、歴史、医学、医療、治療、介護、終活などがあって、極めて幅広い分野の有益な話しが聴ける。非常に興味深い話しばかりで、どの講演を聴いてもためになる話しである。
毎週、熱心に聴講しに来ていたこともあって、木曜午餐会の会員と言葉を交わすようになった。元大学教員であったことが知られ、木曜午餐会会長の新名瑛さんを紹介していただいた。このことがご縁で、翌年の2016年12月に最初の講演を依頼された。それ以来、3年間ハワイを訪れる度に以下のような演題で話す機会を頂いた。 1回目【2016年12月15日】:「生きるために役立つ人間工学」 2回目【2017年12月28日】:「重力があるから腰痛がおきる~腰に大きな力がかかる話し~」 3回目【2018年12月13日】:「寝ている赤ちゃんを抱だくと重いのはなぜ?」
毎年、12月のわずか1ヶ月間という短い滞在ではあったが、この木曜午餐会が木曜日に開催されることを知って以来必ず参加し、有益で楽しい講演を聴くことが楽しみになった。【2018年12月17日】 平成31年3月11日(月) 自宅にて記す |