まず動く2

ブログ「まず動く」の写真容量が不足したため、ここに改めて「まず動く2」を立ち上げました。以前のブログ同様に、写真付き日記のつもりで投稿します。ご覧いただければ嬉しい限りです。
 
2017/06/18 15:06:10|研究・教育の思い出
感動の瞬間!戴帽式
 多くの人が人生で出会う一般的な式典に入学式、卒業式、結婚式、入社式、葬式などがある。自身が行い参列出来るのは入学式、卒業式、結婚式、入社式である。学校に入ると入学式と卒業式はペアで実施される。結婚式と入社式は普通なら1度、しかし複数回行う人も多々ある。自身の葬式は当たり前だが1度きり、残念だがその式典には参列できない。これらの式典は誰もが経験するので式典の様子はある程度わかっている。
 上述した式典以外で特殊環境の職業に従事する人たちのために行われる式典に戴帽式がある。その式典は、看護学校に通う看護初学者が1年生あるいは2年生のときに行われる儀式である。不衛生だ、点滴中の薬液に引っかかり医療事故を引き起こす(不衛生・邪魔・危険)などの理由でナースキャップを廃止した病院が多い。そのためナースキャップをつけている看護師の姿を見ることがなくなった。そのために、戴帽式は行われなくなったかというとそうでもない。学生達にとっては戴帽式を終えたこの瞬間から看護師を目指すものとしての職業に対する意識を高め、その責任の重みに目覚める瞬間である。
 
 毎年、新学期が始まって間がない休日に、私が非常勤講師を努める済生会川口看護専門学校では戴帽式が行われ、招待を受けるので夫婦で列席している。戴帽式は、ひとり1人が看護師になる意志を公にあらわす式典でもある。そして、我々一般人が人生で一度は必ずお世話になる看護師が誕生する瞬間の姿でもある。看護初学者達は、身が引き締まる思いでこの式典に臨んでいるに違いない。戴帽式の式典が行われた場所と式典の式次第は下記の通りである。
 
済生会川口看護専門学校 戴帽式
日時:平成29年4月29日(土) 13:30
会場:川口総合文化センター リリア 4階 音楽ホール
 
1. 開式の辞
2. 戴帽の儀
3. 学校長式辞
4 来賓祝辞
5. 祝電披露
6. 戴帽生誓いの言葉
7. キャンドルサービス ナイチンゲール誓詞 
8. 花束贈呈 済生会川口看護専門学校 同窓会
9. 校歌斉唱
10. 閉式の辞
 
 戴帽を受ける学生は、名前を呼ばれると順次壇上に進み頭にナースキャップを看護師先輩の教員からかぶせてもらい、いったんは席にもどる。やがて、会場の照明は全部消され真っ暗闇となる。壇上に置かれたナイチンゲール像片手のローソクに火が灯される。ナースキャップを身につけ終えた学生が、再びひとり1人が壇上に向かう。壇上へ向かう途中に置かれてあるローソクを手に取り、それを持って壇上へ進む。壇上のナイチンゲール像片手のローソクの火を受け渡してもらい、壇上に整列する。全員のローソクに灯がともると真っ暗だった会場がほのかに明るくなり、厳粛な気分になる。ナイチンゲール像を前にして厳かに「ナイチンゲール誓詞」を朗読する。その声が大きな会場一杯に響きわたり、式典の最高潮を迎える。
 
  「ナイチンゲール誓詞」の朗読が終わると、火の灯ったローソクを持ちながら、会場内の自分の席にゆっくり戻る。ローソクに火がともっているので、歩く速度は必然的に遅い。全員が移動している間、厳粛な宗教音楽が流れる。この音楽が言葉では言い表せないほど心に響く。何とも言えない厳かで落ち着いた気分になり戴帽式が盛り上る。これからは、臨床の場で患者の世話をする看護実習が始まるので、看護初学者としての一歩を今日この日に踏み出したといえる。【2017年4月29日】
 
写真:戴帽前の学生たち

平成29年6月18日(日) 自宅にて記す
 





     コメントする
タイトル*
コメント*
名前*
MailAddress:
URL:
削除キー:
コメントを削除する時に必要になります
※「*」は必須入力です。