在位期間70年4か月という歴史上稀にみる長い期間王位に就いていたラーマ9世(通称はプミポン国王)が2016年10月に崩御された。タイ首相府より下記の発表がなされているという記事を見た。 1.全ての公的な場所、国営企業、政府関係機関及び教育機関は、10月14日より30日間半旗を掲揚する。 2.全ての公務員及び国営企業従業員、政府機関職員は、10月14日より1年間喪に服す。 3.一般国民は、適切な行動を考えて行動すること。 我々がタイに滞在している今現在(2016年1月29日~2017年2月8日)、まだタイの国民は喪に服している。国王は広くタイ国民からの敬愛を受け続けてきた。そのため、上記2.のように1年間喪に服すということで、チェンマイの街の各所で国王の写真と祭壇が見られる。そこを通りかかる市民が立ち止まり、手を合わせる姿を度々目にする。 朝食後の散歩ということで、MAYAショッピングセンターを目指して歩く。土地勘が全くなく地図を片手に歩くが、道を間違えたようで約1時間も歩いてやっとMAYAショッピングセンターにたどりつく。まだ、開店時間前なのでMAYAの所在を確認しただけでホテルに戻る。戻る途中、小物手芸品の土産店を見つけ、手作りの子豚名刺入れ、可愛いシールと絵はがきを買う。合わせて1300バーツ(3,900円)。カンタリー ヒルズ ホテル に戻ると昼近いので、ホテル内レストランでカレーラーメン、チーズハンバーガーの昼食。ホテルロビーで、チェンマイ市街地の情報を収集していると「セントラルフェステバルデパート、無料シャトルバスサービス」と日本語で書かれた掲示が目につく(写真上)。このデパートはチェンマイで一番大きいと言われるセントラルフェステバルショッピングセンター(Central Festival Shopping Center)(ショッピングモール)で、ホテルから無料循環バスがでていると書かれてある。このバスは、2時間に1本のわりにでていて、大きなホテルに立ち寄りセントラルフェステバルショッピングセンターでの買い物客を運ぶためのバスである。 Makikoが日本から履いてきた靴が重くて疲れるというので、軽い靴を物色しに出かける。この無料バスに乗り、セントラルフェステバルショッピングセンターへ出向く。ショッピングセンター入り口の外に大きな国王の写真、そして中に入るとここにも写真と沢山の花で飾られた祭壇がある。入り口から入ったタイ人の買い物客が国王の祭壇の前で手を合わせている姿を目にする。大きな祭壇の裏手には、ものすごい数の明かりを灯した提灯のトンネルがある。こちらは、中国の旧正月(春節1月27日~2月2日)ということで設けられたようで、中国人の購買欲をあおるための商魂のようだ。国王の祭壇、春節用の提灯のトンネルを過ぎると、広いセンター内は靴、鞄、衣料品、各国有名ブランド商品、カメラ、電気器具などを販売する店がこぎれいに並んでいる。5階にはフードコート、日本食レストランもある。地下は食材が豊富に揃っている食品売り場である。食品売り場を除くと、こうした店舗は世界各国ほとんど同じような店で興味は薄い。 Makikoが軽い靴を求めていたので、何件かの靴売り場を探し歩く。気に入ったのは、一足2,999バーツ(9,000円)アディダスの靴である。タイで買う外国製品は高いが、これからツアーで各所へ出かける予定なので、足を痛めては動きが取れない。止むを得ず高級品?を求めた。靴を買い、5階へ上がると日本食のレストランが何件か並んでいる。そのうちの1件で餃子・ラーメンセットのメニューが目につき、ここに入る。餃子・ラーメンセット(190バーツ、570円)とスシセット(200バーツ、600円)、それにペットボトルの水(20バーツ、60円)を注文し、合計451バーツ(1,353円/2人)。靴は高かったが食事は安い。【2017年1月31日】
平成29年3月5日(日) 自宅にて記す |