歩く東松山情報局
 
2019/08/21 15:30:00|取材
武田征繁遺作展

8月21日(水)~9月2日(月)、ギャラリー&カフェ亜露麻で「武田征繁遺作展」が開催されています。

年間を通して様々な作品展が行われているギャラリー&カフェ亜露麻。
今回は、2018年7月に73歳で亡くなった武田征繁(ゆきしげ)さんの遺作展が開催されています。
北海道生まれの武田さんは、40歳の頃に、ときがわ町で暮らし始めます。
絵を描き始めたのは60歳の頃。
平成美術会や青空会などの絵画サークルに所属し、多くの仲間に恵まれます。
家族や仕事などについては謎に包まれ、他の人に語らなかったといいます。
昨年、全身にガンが見つかり、余命宣告を受けます。
身辺整理をしていく中「作品は全て燃やしてほしい」と話す武田さんに、仲間たちが「最後に個展を開いてはどうか」と提案。
その提案を受け、東松山市立図書館で個展の開催が決定しました。
しかし、個展の開催1ヶ月前、体調を崩し、個展開催を待つことなく亡くなります。
このため、市立図書館の個展は「遺作展」として開催されました。
その際、作品の7割が美術愛好家の手に渡り、大切に保管されているそうです。

武田さんが亡くなってからおよそ1年になるこの日、個展の会場候補のひとつであったギャラリー&カフェ亜露麻で、1年振りの遺作展が行われました。
会場には、武田さんの作品約40点が並んでいます。
武田さんの描く独特な世界観を見ようと、美術仲間をはじめ、初日から多くの人が会場を訪れました。

周囲には「天涯孤独」と話していました武田さん。
亡くなった後に役所を通じて調べたところ、お姉さんがいることが判明。
今回の遺作展には家族で訪れ、作品を鑑賞していました。





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