久しぶりに2本立て。一本目はこれ。かなりヒットしてるのが分かるような、席の埋まり具合でした。怖かった〜〜〜。
神木隆之介君は、ここんとこ大活躍ですね、彼が主人公なんだけど、特攻をするはずが、機体に故障が起きたから、という事で、不時着する。そこには修理班がいるんだけど、機体不良は発見できなくて…、という所から話が始まります。ゴジラの現れ方、暴れ方、色々工夫されてるんですが、とにかく怖い。
で、あれこれあって復員してみたけど、待ってたはずの家族は空襲で全滅、知らん女と、彼女が連れてた赤ん坊を居候させる羽目になって。。。と話が進みます。戦後の復興とか、その間のアメリカ・ソ連の話等が、リアルです。
ところが、忘れかけてたゴジラがパワーアップして日本にやってきて、後はもう、暴れまくって東京をガタボロにしてしまう、それをどうすんだ?と話が進むのはいつものパターンといえばそうなんですけど、今回は政府が全く登場しません。全て民間・企業の力でどうにかする、という所が新しい。
それに、今まであまりゴジラ映画で出てこないような人間ドラマがきちんと描かれていて、要は子供向けではないんです。戦争が裏テーマと言ってもいい。
うーん、昭和のゴジラ映画も色々観てましたけど、ゴジラがいつの間にか正義の味方風になっちゃったのはなぜ?きっと、当時の子供にぜーんぜん味方がいなかったからだろうね。大人どもは説教するか、殴るか、怒鳴るか、理不尽の極み。んな連中をどうにかしてほしかったんだろうなー、子供は。ゴジラは本来は理不尽側だったはずだもの。この映画では、その理不尽が大きく描かれています。
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