シネマ日乗

最近映画熱がやや復活。旧シネマ日乗から、こちらに乗り変えます。 原則として、アイポットのユナイテッド・シネマ入間で観た映画の感想が中心になります(多分)。ネタバレになってしまう可能性も・・・・・・。その辺、ご留意ください。
 
2017/03/29 22:09:07|映画 は行
パッセンジャー
 クリス・プラット。先の「マグニフィセント・セブン」で準主役だった人ですが、かなり気になる俳優さんになりました。この方が主役を演じる映画です。

 この映画の予告編を見た時は、原作はフィリップ・K・ディックじゃないかと思ったんです。ディックの「凍った旅 Frozen Journy」とシチュエーションは同じ(宇宙船の中の冷凍カプセルの人が起きそうになって・・・)と思ったんですが、違いました。要するに恋愛映画で、時間を語る映画でもある。舞台が宇宙ということで、宇宙が見えるシーンは本当に素晴らしい。で、そこにアクションがくっついてくる、あたりは「タイタニック」の変形ともいえる。

 宇宙が舞台の映画といえば、最近だと「ゼロ・グラビティ」か。凄かったけどねえ、なんというか、ああ次々トラブルが起こると、観てて疲れちゃうんですよ。この映画は、かなり余裕を持って宇宙シーンを楽しむことができる場面が多くて、デートムービーとしていいなあ、と思っちゃいました。ただし、甘い恋愛ものじゃないんだ。ビターなお話なんです、実は。これねえ、主人公二人がどちらもしっかりした役者さんだから、ああいう心理劇をきちんと見せられるんですね。あと、二人に絡むアンドロイドさんがなかなか面白い人です。

 「タイタニック」を観たとき、長々3時間やってたことって、ラストシーンのためだったんだなあ、と深く納得したんだけども、この映画のラストシーンもそんな感じがします。ちょっとビックリしました。なるほど、そう来たか〜〜。変形の恋愛ものだけど、この映画、好きだな。タイタニックより、ラストはいいと思う。

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2017/02/26 18:12:00|映画 やらわ行
ラ・ラ・ランド
 映画館は人でいっぱい。で、終わった後は、うーん、という感じの空気に。。。。

 これは、ミュージカルの皮をかぶったジャズ映画です。どうしてそうなったか、というのは、監督さんが「セッション」を撮った方だからだと思う。「セッション」は観てないんだけど、ジャズドラムのレッスンのお話でしたね。「ラ・ラ・ランド」はどうかと言うと、ジャズという音楽をどういう切り口で映画に仕立てるか、に対する新しい回答ではないかな。アカデミー賞はその辺を評価してるんじゃないかと思う。

 音楽をテーマにすると、よくあるのは、天才の評伝もの。これは、特にジャズ映画に多いと思う。もう一つは根性で練習して大成するのだ、という話。「セッション」もその系譜に入ると思う。この映画はどっちにもくみしない。夢はある、けど芸で身を立てるというのはなかなかうまくいかないんだよね、というお話にジャズが絡み、それをミュージカル仕立てにしてるんです。だもんだから、スチール写真や予告編に使われてる「ザ・ミュージカル」というシーンは本編中本当に数秒程度でねえ・・・・。カメラがさっさと撮り飛ばしている印象。けど、観る側はそれを期待して見に行くから、なんとなく肩透かしになっちゃってるわけ。ミュージカルシーンは本当に綺麗なんだけど・・・・・・。冒頭なんか、凄い長回し(のように見える)の撮影で圧巻のダンスを撮る、素敵なんですが。全体的には夢のある楽しいお話とも言えないので、味わうのが難しいです。

 観つつ思った事。安倍政権が女性の活躍を促進とか何とか言ってます。となると、そこらじゅうでこういう話が出てきちゃうんだろうな。お互いにお互いの夢や希望を尊重して動くと、いわゆる従来の「結婚生活」なんか成り立ちようもない。一緒に住んで、一緒になんかして、みたいな。あとね、女が本気で仕事する、それに本気でリスペクトする男なんか、日本にいるわけない。ずうっと仕事をしてる自分は、この件に本気で絶望してるところがあるので、観ていてその辺を突かれるのが嫌でしたね。日本は、何かしらんけど結婚しなくちゃ子供を生んだり育てたりする権利もないらしい(世間様的にそうなっちゃってる。ヘンな話だけどさ)ので、活躍して〜〜、と政府が言えば言うほど少子化が進む、ということになるのも確実だな、と。あーあ。

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P.S エマ・ストーンがアカデミー主演女優賞獲得。おめでとうございます。この映画のもう一つのテーマはズバリ「映画」ですけども、彼女はそれを的確に表現していたと思います。一生懸命なんだけど、なかなか報われない、その不安定さがよかった。作品賞は最後の最後でずっこけるという、アカデミー賞おそらく始まって以来の大間違いに巻き込まれちゃいましたけどね。







2017/02/08 23:54:03|映画 ま行
マグニフィセント・セブン
 「七人の侍」が大好きで、病院には「荒野の七人」のポスターを貼っているワタクシ。ので、この映画を観る前はかなり緊張してました。あーもしヘンな映画になっちゃってたらどうしよう?と思って。結論:杞憂でございました!!拳本当にカッコイイ男達の話です。そして、風景もなにもかも、本当の西部劇です!!

 いや〜〜カッコイイ男ばっかりじゃんかよ〜〜。デンゼル・ワシントン最高!!イ・ビョンホンいいぞお〜〜!!この人にはこういう役をもっとガンガンやってほしいです。七人を集めてゆくのもスッキリしててテンポがいい。その七人の個性がくっきりしていて分かりやすい、というのも上手い。で、「七人の侍」というか、黒澤明に対するオマージュ的シーン、「荒野の七人」を彷彿とするシーン、もうたまらない!!んでもって、今つくる西部劇ならこうする!!というのがはっきりしています。ザ・西部という風景をうんと引きのシーンで撮って、そこを馬が疾走してゆく。自分は馬乗りなので、馬のシーンには割と厳しいんですが、いやー凄いっす。一緒に自分も馬で走り回りたくなってしまった。そうです、お馬さん達も大活躍です。本当に大変なシーンが多かったと思うんだけど。このカッコ良さに加えて、この映画では、女が強いです。タフな女が出てくる、その辺も素敵です。黒沢好きの方、この映画は裏切りません。観るべし!!

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2017/01/22 21:04:05|映画 ま行
マッドマックス 怒りのデス・ロード ブラック&クローム版
 アカデミー賞6部門受賞。その白黒版を4DXで。なーるほど、アカデミー獲るわこりゃ、という映画でした。

 要するに完璧な作りものなんですね。想定されている世界は「北斗の拳」みたいな感じで、頭のネジがちょん切れている怪人みたいな奴らがぞろぞろというのも、「北斗の拳」そっくり。そういう連中が牛耳る世界。なにをかというと、水とガソリン。で、ショッカー戦闘員みたいなお兄ちゃんたちがウンカみたいにうごうご・・・・・。そこからとにかく脱出するのだ、というお話。たまげたんですけど、全編のうち90%以上がカーというか戦車&ガンというかぶっぱなしアクション。従って椅子が動きっぱなしなんです。ちょっと酔いそうになってしまった。出てくる車もヘンだし、戦いを鼓舞(?)するつもりなのか、太鼓だのエレキだの。これが白黒だから、完全にアメコミが実写になってる感。こういうの、「コブラ」で読んだような、それって、この映画の前シリーズが元ネタだったんか〜〜???前からあった兵器(?)だったみたいで。

 というわけで、なんともしょうもない・・・・。しかーし、それをこう完璧に作っちゃうと、デザインとか美術とか、編集とか録音とか、ある意味「ベン・ハー」のようなスぺクタルなんでしょう。今風につくるとこうなる。ということで、かなり感心しました。ツボにははまらなかったけど。

 カラー版はR15でしたけど、白黒版はどういう訳かPG12になってます。白黒だから、血がドバ〜〜っていうような描写が弱められてる風だからでしょうか?

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P.S この映画、どうしても男のコ軍団を刺激するみたいですね。こんなのをこしらえてる人達がいます。ますますしょーもない。。。。

もしもマッドマックスの世界が自動車ではなく三輪車でヒャッハーしていたら?







2017/01/12 23:25:15|その他
スター・ウォーズ  ローグ・ワン
 4DXで観ました。久しぶりの4DX、この映画はこれで観たほうが、多分断然いいんじゃないかと思います。

 この話はエピソード4の直前、ということで、登場人物は4とかぶっていないし、要するに割と結論が見えちゃってるわけです。それをどういう風に膨らませて、魅力的な話にできるか、意外と難しいと思うんですけど、非常に成功しているのではないかと。

 今までのスター・ウオーズのシリーズからすると、この話は、内容も映画のカラートーンも凄くダークです。登場人物の紹介も初見の人達ばっかりだし、なかなか最初は頭に入れるのが難しかった・・・・・。ただ、何とかついていけます。再見したら、するする分かるんじゃないかな。4DX*3Dで観たんだけど、画面が暗いといっても、てんで分かりませーん、では全くない。その辺も上手く作ってあります。ギリギリのラインを巧みに計算している。で、4DXの効果が存分に発揮されてました!!とにかく後ろから椅子にどつかれるので、まいった〜〜。だもんで、ついついぎゃあぎゃあ騒いでしまった〜〜スンマセン。

 4DXについては、こないだの「バイオハザード・ファイナル」もやってましたけど、つくづく評判が悪かったらしい。画面が暗すぎてぜーんぜん見えない、カネの無駄だったって。この映画は、思いっきり元取れます!!!

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