令和4年は、待ちに待った寅年です。 こんな気持ちで寅年を迎えるのは初めてです。 平均年齢を過ぎて再び寅年を迎えることはないでしょう。 今回が最後の寅年だからです。 F6号の大きさで、顔彩を用いて細筆一本で描きました。
今年の冬の寒さは格別だったような気がします。 山深い水蒸気の立ち込めるところでは、このような 光景がよく見られます。全体が白色なので、絵にす るのは非常に難しいです。背景はグレイジェソで林 を描き、LCとLWを全体に塗って更に茶色の濃淡 で全体を塗ります。遠くの木々を描いてやっと背景 が出来ます。背景だけで4層になります。 ボブロス画法ですからもちろんwet on wetです。 F10号
第25回浅岳会作品展に少し修正して出品したものです。 ボブロス画法は修正することはあまりしないですが、 私の場合は、完璧はあり得ないので、少しでも完成に 近い作品にしたいので、つい手を加えてしまいます。 (F12号)
浅間山は何回描いても満足する山になりません。 どっしり感の表現が難しくて、いつも軽い山になって しまいます。富士山も独峰ですが、浅間山は見る位置 によって全く形が変わってしまうので、面白味はあり ますが、どこの山?と言われるのが落ちです。 (P12号)
|