こんにちは、summer_orange です。
世界の約70億人の人口のうち、10億人が飢えに喘ぐ一方で、10億人が肥満など食に起因する生活習慣病に苦しんでいます。
この深刻な食の不均衡を解消するために、2007年秋に日本で「TFT (table for two)」 が創設されました。
Table for two、直訳すると「二人の食卓」。
先進国の私たちと開発途上国の子どもたちが、時間と空間を越え食事を分かち合うというコンセプトです。
現在、東アフリカに位置するウガンダ、ルワンダ、エチオピア、タンザニア、ケニアの5か国で、学校給食プログラムの支援を行っています。
支援先地域の子供たちは、1日の食事はマンゴー1個もしくはそれ以下というのが現状です。
こちらに、バランスのいい給食を導入するための支援を行っています。
給食の1食あたりの金額は日本円では 20円程度。
この金額を、我々日本の毎日の食卓を少し見直すことで捻出することはできそうです。
実際に、電通・資生堂・東京ガスなど大企業の社員食堂では、量や質を考えたヘルシーなTFTメニューなるものが用意され、それを食べると、売上の20円分を支援に回すという仕組みができているようです。
その他、レストランやショップ、コンビニの一部でもこの支援方法を導入しているところがあります。
われわれは、このTFTメニューを選ぶだけで、自動的に飢えに苦しむ人々を支援できます。
その上、ヘルシーなメニューですので、肥満等食生活に悩む人が選ぶことで、自然と健康増進となります。
いわゆる「Win-Win」の関係ですね。
1日3食365日、毎食20円分を捻出することは、年1度、22,000円の寄付をするよりも、参加しやすい支援となるのでは。
普段の家の食事でも、適量の食材購入や食事量にすることで、食べ過ぎを防いだり、捨てる量を減らしたりすることで貢献できそうです。
こちらも何かシステムができるといいですね。
普段何気なく食事をしているテーブルですが、世界の大きなテーブルとして意識するのもいいことですね。