野田にある画廊喫茶メイプルでは11月24日(土)まで飯能市にお住まいの人形作家
名越令依(はるい)さんの人形展を開催しています。
富山県出身の名越さんは、当時実家に飾ってあった人間国宝平田郷陽さんの市松人形に魅せられ、小学校卒業と同時に家族の反対を押し切り、郷陽さんの弟で人形師であった平田陽光さんに弟子入りしました。
学校に通いながら10年の内弟子生活を送り、その後独学で人形の動きや服を研究、
昭和50年には西武百貨店本店で初めての個展を開催するまでになりました。
一貫張りと呼ばれる技法は世界的にも高く評価され、パリの国際人形展でグランプリを受賞し、雑誌などにも取り上げられ、宮内庁からの依頼で人形も納めました。
28歳の時には人形の着物に使う組紐も自分のイメージに合ったものを作りたいと京都組紐学院に入学し教授の免許を取得。
組紐の創作活動のほか後身の指導も行っています。
昔からの日本の伝統を見る機会の少なくなった今、1人でも多くの人に本来の日本人形を知ってもらいたいと精力的に個展を開いています。
今では貴重な人形作家名越さんの作品をぜひご覧ください。
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画廊喫茶メイプル
入間市野田953-10
04-2932-3723
月・火・祝定休
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