ギターでよいしょっと

クラシックギターと飛行機と
 
2021/08/26 23:03:42|クラシックギター
rit. と rall.の二人組
故佐藤弘和氏が編曲した二重奏Londonderry Airに取り組んでいます。その中に表記の「だんだん遅く」記号が二つ出てきます。
何が違うのかわからんぞ。そんな中、調べていくうちに正体が見えてきました。
●リタルダンド rit.は自然に遅くなる、遅くなっていくのが自然の流れというところで使っている。

●ラレンタンド rall.は意志をもって遅くするところで使っている

と確信しました。
LondonderryAirではメロディと伴奏が最高潮に盛り上がった、興奮したところで、その後の「気持ちが鎮まっていく」小節のところでrit.を入れています。
そして曲の最後、今はつらいけど頑張って生きていくぞ、いつかあの故郷へ帰るぞという熱いけどぐっとこらえたような静かな気持ちをあらわす曲の締めくくりにrall.を当てています。

でも実際演奏したら区別つかないですよね〜。しかししかしです。
そういう気持ち、表現なのだと確信して演奏するとすっきりします。
rit. でもrall.でもとにかく遅くすればいいんだろ、という気持ちで演奏するのは寂しい。





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