高齢化社会が進んで、「老いてますます盛ん」がぴったりの時代ですね。
イクメンという言葉を耳にしたのはつい昨日のようなのに、この頃はチャラ爺・イク爺・スタ爺ですって。 意味わかります?
チャラ爺はチャラくて若々しい、イク爺は孫の教育に熱心、スタ爺は趣味や自己研鑚の意欲が旺盛ということらしい。(婆が出てこないのはなぜ?)
戦後のベビーブームの子供が定年を迎えて、若い年金生活者が増えたこと。
それにともなってさまざまな分野で、中高年をターゲットにした商品開発が盛んになっている。子孫に美田を残す時代は去り、自分にご褒美の時代らしい。
年金制度の破綻を避けるべく、消費税の増税にむけての動きが盛んですが、年金制度は19世紀プロイセンのビスマルク首相にさかのぼる。
「ビスマルクモデルは人々が50代半ば、あるいはその後半まで働いて引退し、その後数年でこの世を去るというシナリオを前提にしていた。(フォーリン・アフェアーズレーポート11年2月号)
アメリカではルーズベルト大統領が1935年社会補償法で年金制度を導入。この年金も支給開始年齢は65歳。当時の平均寿命は61歳なので、長生きした人でないと年金はもらえなかった。
年金制度の目的は平均寿命を超えて生きてしまった人々の面倒を見るためだったらしいのだ。
日本人の平均寿命が女性86.39歳、男性79.64歳。
ビスマルク流に決算すると女性88歳、男性82歳くらいに、ひどい話である。
維持できなければどんなに立派な社会保障制度ができても無意味だけど、取ることばかり議論する国会、なにか間違ってない?
「出を制して入るを図る」そんな話が聞きたいわ!!
(毎日新聞の記事を参考にしました)