現在放送中の「週刊いるま」では、8月3日(土)に入間市博物館ALITで行われた「平和を考える講演会」を放送しています。
狭山市在住の中島寿々江さんは広島県出身。
戦争による辛い経験を持つ方です。
彼女は11歳、小学6年生の時に広島で原爆を体験し、その後24歳まで広島で過ごしました。
1945年8月6日午前8時15分、世界で初めて原子爆弾が広島市に投下されました。
中島さんは普段、爆心地から300mの距離にある祖母の家で生活していましたが、その日は偶然にも爆心地から約3q離れた両親の家にいたため、難を逃れました。
しかし、祖母や叔母、いとこが原爆の犠牲となりました。
講演では、原爆投下前の広島の街並み、投下直後の町や人々の様子、そして大切な家族を失った悲しみや戦争への怒りが語られました。
中島さんが目にした広島の情景は非常に悲惨であり、彼女の心には原爆への強い憎しみが刻まれています。
しかし中島さんは、平和な未来を築くためには、「相手への思いやりと対話」が欠かせないと強調しました。
戦後から79年が経過し、広島・長崎の記憶が次第に薄れつつある中、次世代に平和の大切さを伝えることはますます重要です。
ぜひ番組を通じて、私たち一人ひとりが平和の実現に向けて何ができるかを考えるきっかけになればと思います。
■ 放送日程のご案内 ■
「週刊いるま 『平和を考える講演会』」
8/14(水)〜8/20(火)
12:00〜/18:00〜/21:30〜
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