70代、男のサイクリングの記録です。 日常の出来事や雑感も書いています。
 
2017/03/28 22:25:46|歳時記
チューリップ
小アジア原産で、現在は品種改良が進み、赤・白・黄色・桃・黒

紫など花色はきわめて豊富。春、直立する花茎の上に1個の釣鐘

形またはコップ形の花を開く。日本では新潟・富山の両県で園芸

栽培が盛ん。


   チューリップ喜びだけを持つてゐる   細見綾子


この句は名句で、俳句に興味がある人なら誰でも知っている俳句

といってもいい。逆に知らない人は俳句に興味がない人か、もし

くは俳句の初心者といってもよい。


   チューリップ花びらが外れかけてをり  波多野爽波


これ俳句? こんなところに注目し、それをそのまま句に詠む?

逆に俳句らしくないところがこの句の価値である。まず驚かされ

るのは、こんな些細なことも俳句になるのかという驚きである。

こんな哀れな花の姿を俳句に詠もうとする写生に徹した貪欲さに

脱帽する。この俳人にかかれば何でも写生してしまいそうな気迫

が感じられる。


   鉛筆で書く音静かチューリップ   星野立子


チューリップの花を写生しているところを詠んだ句である。この

後、色づけされてゆくのだろう。まだ白黒の素描を「書く音静か」

と音で表現したところが俳人らしいと言える。


   絵日記や家より大きなチューリップ   うさぎ


子どもの心理は、興味が高いものほど大きく明るく描く。この絵

日記を描いている子どもは女の子かも知れない。きっと綺麗な色

のチューリップだったに違いない。






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